阿部寛×鶴橋康夫監督、抱腹絶倒の時代劇「のみとり侍」で10年ぶりタッグ!
2017年9月12日 05:00

[映画.com ニュース] 名匠・鶴橋康夫監督の最新作で阿部寛が主演を務める「のみとり侍」が、オール京都ロケで撮影中であることがわかった。鶴橋監督が40年前から映画化を熱望し続けてきた今作には、阿部をはじめ寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子といった個性あふれる面々が結集。さらに、落語家の桂文枝が「明日があるさ THE MOVIE」以来15年ぶりに映画出演を果たし、田沼意次に扮することが発表された。
歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短編集「蚤とり侍」が原作で、そのうちの人気エピソードをもとに鶴橋監督自らが物語を再構築し、脚本を兼ねている。江戸時代に実在した猫の“のみとり”稼業を中心に描かれていくが、今作における“のみとり”とは「床で女性に愛をお届けする」という裏稼業。ドラマ「天国と地獄」(2007)以来、10年ぶりに鶴橋作品に出演する阿部が、“のみとり”になってしまう越後長岡のエリート藩士・小林寛之進に体当たりで挑む。
念願が成就した鶴橋監督は、「人生、自分の思い通りにはいかない。だけどみんなそれぞれ、一生懸命で、真面目で、おっちょこちょいで、面白い。そんな悲喜こもごもを、見る人にクスクスと笑ってもらえたら最高です」と意欲満々。一方の阿部は、「鶴橋監督とはずっとご一緒したかったので、こうして『のみとり侍』としてオファー頂けたことは、夢がかなったかのように嬉しく、歴史ある京都の地で、こうした作品を作っていけることにすごく幸せを感じています。見た人が、“のみとり”をされたかのように気持ちのいい時代劇になればいいなと思っています」とコメントを寄せている。

映画は、藩士の寛之進が藩主の機嫌を損ね、江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられるところから始まる。住む場所もなくなってしまうが、長屋で暮らす人々の助けを借りながら新生活をスタートさせる。ほどなくして、亡き妻・千鶴に酷似したおみね(寺島)と運命的な出会いを果たし、初めての“のみとり相手”となる。胸が高鳴るなか、開始数分後には「下手くそ!」と罵られ、失意のどん底へ。その後、恐妻家だが欲求に忠実な清兵衛(豊川)から女の喜ばせ方を伝授され、その技術はめきめきと上達していく……。
鶴橋組の常連キャストたちも、京都の現場で躍動している様子だ。寺島が「『愛の流刑地』以来、また鶴橋監督とお仕事ができることが嬉しくてなりません。とても艶っぽい愛おしい女性なので、そう存在できるようにしたいものです」と語れば、豊川も「鶴橋康夫監督の最新作にして最高傑作! 中高年の、中高年による、中高年のための、痛快人情喜劇娯楽時代劇! 日本人は、日本の国は、こんなにも素朴で温かみに溢れていた! 絶賛撮影中! 乞うご期待!」とほとばしる熱い思いを吐露している。
10月中旬に撮了を予定している「のみとり侍」は、2018年に全国で公開。
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