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金子雅和監督「アルビノの木」ポルトガルの映画祭で3冠 日本映画初の快挙

2017年9月4日 16:00

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「アルビノの木」の一場面
「アルビノの木」の一場面
(C)kinone

[映画.com ニュース] 金子雅和監督の長編第2作「アルビノの木」が、ポルトガルのリゾート地、フィゲイラ・ダ・フォズで開催された国際映画祭、フィゲイラ・フィルム・アート2017で、最優秀長編劇映画、最優秀監督、最優秀撮影の3冠に輝いた。本映画祭で初の日本映画受賞となる。

同映画祭は、ヨーロッパ有数のポルトガルのリゾート地、フィゲイラ・ダ・フォズで1972年より2002年まで開催の後、10年の休止を経て、2014年に再開。今年は新生4回目の開催で、世界23カ国からの67作品を上映、メインコンペティションとなる長編劇映画部門は10カ国15作品で競われた。

映画は、農作物を荒らす害獣駆除に従事する主人公が、病気の母の手術費捻出のために、かつて鉱山として栄えた村で、神のように崇められている白鹿を秘密裏に撃つ高額報酬の仕事を引き受ける。村人が大切にしてきた特別な存在を撃たなければならない主人公の苦悩を圧倒的な映像美で描く。

審査委員長アンドレージ・コワルツキ氏は「『アルビノの木』は、ある地域の観光に被害を与える一方で別の地域社会では尊敬されている“珍しい白鹿”を殺すことで大きな報酬を得る契約を受け入れた猟師の、倫理的ジレンマを伝える」とコメント。

日本で受賞の知らせを受けた金子雅和監督は「素晴らしい賞を3つも頂き、心から光栄です。私はこの映画の最終仕上げを考慮している時、仮編集版を見た友人の薦めがあり、ポルトガルの偉大な巨匠、マノエル・デ・オリベイラ監督の作品を見直し、大きな指針を得ました。ですので、ポルトガルでの受賞には非常に大きな意味があり、審査員の皆さまのご判断に深く感謝いたします。今回、ポルトガルに行けなかったことは非常に残念ですが、将来新しい作品で再び、フィゲイラ・ダ・フォズを訪れます。ありがとうございました」と喜びのビデオメッセージを現地に送った。

アルビノの木」は、昨年7月にテアトル新宿でレイト公開され、その後各地順次公開中。9月23~24日にロケ地となった長野・須坂、11月18日、長野・うえだ城下町映画祭で上映予定。詳細は公式HP(http://www.albinonoki.com/)で告知する。

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