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特殊効果で10代から老女までを演じたオドレイ・トトゥの変身動画とインタビュー公開!

2017年8月31日 14:30

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美しくたくましく生きた母親役を好演したオドレイ・トトゥ
美しくたくましく生きた母親役を好演したオドレイ・トトゥ
(C)Nord-Ouest

[映画.com ニュース]「青いパパイヤの香り」「夏至」のトラン・アン・ユン監督が「ノルウェイの森」以来6年ぶりに手がけた監督作「エタニティ 永遠の花たちへ」。主演のオドレイ・トトゥが、特殊効果を用いて10代から老女までを一人で演じきった本編抜き映像と、トトゥが作品を語るインタビューを映画.comが入手した。

19世紀末のフランスを舞台に、運命に翻弄されながらも世代を超えて命をつないでいく女性たちの姿を、ユン監督の美意識が遺憾なく発揮された映像で描いたドラマ。トトゥのほか、メラニー・ロランベレニス・ベジョというフランスを代表する人気実力派女優が出演する。

トトゥは、戦争や病で子どもたちを失うという悲しみを乗り越え、美しく、たくましく生きた母親、ヴァランテイーヌの役作りを振り返る。「私はすべての瞬間をこのキャラクターに注ぎ込もうとしました。彼女が若い頃、最初の子供が生まれた時、最初の悲しみを経験した時、できる限りの親密さを細部に至るまで注ぎ込みました。すべてのショットはあまりに審美的に構成されていたので、自分には本物らしさが欠けているのではないかと感じたほどです。私はただセットの一部になりました。何かになろうとさえしませんでした。こうしたことを考えながら、長い待ち時間をやり過ごしました。現場ではいつでも用意できている状態でなくてはならないので、必要とされる集中力は相当なものでした。特にショットによっては準備に何時間もかかったものですから」

ヴァランテイーヌとして、10代からその一生を終えるまであらゆる年齢を演じた。「ひとつの映画の中で人の一生を演じる自分を見るのはちょっと奇妙に感じます。特殊効果の技術はかなりのものなので、老いた自分を見るのはとても動揺しました」と心境を吐露。「若い自分を見るのはショックが少なかったです。理由はおそらく10歳若い自分が頭にあるからでしょう。唇がちょっとぽってりしていて頬が少しぷっくりしている自分がね!」と話す。

用いた特殊効果については、 補綴(てつ)とデジタルという二つの技術を合わせたと説明する。「私の顔の中心軸に専用のマーカーで小さな白い点を書き入れました。これは私の“二重の皮膚”とぴったり合致するものです。三種類用意しました。各場面で私が演じる年齢によって使い分けます。最初のものは若い頃用で、残りの二つが歳をとってからのものです。撮影後、私の二重の皮膚が私の動きと完全に合致するよう再生するのです。私たちは、演じる年齢に合わせて、顔、首、手のどんな部分を変化させるのかを決定しました。メイクアップで行くのか、デジタル処理をするのか。結局、こうした二つのプロセスを組み合わせて魔法を完成させるのに、撮影終了後何カ月もかかりました」

エタニティ 永遠の花たちへ」は、9月30日公開。

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