青いパパイヤの香り

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解説

パリ郊外のセットの中で在仏ベトナム人監督やスタッフたちによって再現されたサイゴンで、一人の女性の生涯を淡々としたリズムで語った一編。監督のトラン・アン・ユンは幼い頃フランスに移住し、リヨンの映画学校を卒業。本作品ではカンヌ国際映画祭で新人監督賞を獲得し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。製作はアアドリーヌ・ルカリエとアラン・ロッカ、エグゼクティヴ・プロデューサーはクリストフ・ロシニョン。撮影・照明はブノワ・ドゥローム、録音はミシェル・ギファン、美術はアラン・ネーグルが担当。出演は、幼いムイに、リュ・マン・サン、成熟したムイにはトラン・ヌー・イェン・ケーが当っている。ムイを雇う一家の母にトルゥオン・チー・ロック、父にトラン・ゴック・トゥルン、年老いた女中ティーにグエン・アン・ホア、そしてムイの憧れの対象クェンにヴォン・ホア・ホイが扮している。ほとんどの俳優がフランス在住のベトナム人で映画初出演。

あらすじ

1951年、平和な時代のサイゴンの一家に下働きの使用人として、あどけない10歳の少女ムイ(リュ・マン・サン)が雇われていく。その家庭は琵琶を弾く以外、何もしない父(トラン・ゴック・トゥルン)と家計を支え布地屋を営む母(トルゥオン・チー・ロック)、社会人となった長男チェン、中学生の次男ラム、小学生の三男坊ティンに祖母、そして長年この家に仕えている年寄りの女中ティー(グエン・アン・ホア)がいる。ティンはムイに朝が来ればまず葵を採り朝食の用意を始めることを教える。ティーはまたムイにこの家の一人娘トーが父の家でしている間に病死してしまったこと、それでも愚痴一つ言わない母について話して聞かせる。ある晩、長男の友人クェン(ヴァン・ホア・ホイ)が一家を訪れ、ムイは彼にひそかなあこがれを抱く。毎日を淡々と過ごす一家に再び暗い影が押し寄せる。トーの死以来、外出することのなかった父が家の有り金を全部持って出て行ってしまったのだ。祖母は母がいたらぬせいだと責め、涙を流す母をラムは、唇を噛みしめて見ていた。母は乏しい商いで細々と生活を支えた。ある夜遅く、帰宅した父が倒れているのをティーが発見する。父は命を断ち、それから10年が経つ。長男の嫁が来て、暇を出されたムイに母は自分の娘のために用意しておいた宝石とドレスを渡す。ムイは新進作曲家で長年憧れていたクェンの家に雇われる。そして彼もいつしかモダンな恋人よりムイに引かれるようになる。パパイヤの香りと共に美しく成長したムイはクェンの子を身ごもり幸せに暮らす。

1993年製作/104分/フランス・ベトナム合作
原題:L'odeur de la Papaye verte
配給:デラ・コーポレーション

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第66回 アカデミー賞(1994年)

ノミネート

外国語映画賞  

第46回 カンヌ国際映画祭(1993年)

受賞

カメラドール
カメラドール トラン・アン・ユン

出品

ある視点部門
出品作品 トラン・アン・ユン
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映画レビュー

5.0南国に憧れる。旅行気分になります。

bassmanさん
2019年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

良いなー。
いかにもアジアンな感じがすごく良い。
木造の快適そうな家。息づく植物と動物たち。裸足の人々。

子どもの世界を切り取って巧みに表現していたのも個人的な評価のポイント。そうそう。ああやって虫を苛めたくなるんだよね。

大量生産・大量消費の暮らしより
この家の暮らしの方が豊かに見えました。
癒されました。

旅行に行けなくても行けない人は
是非とも本作でベトナム旅行気分をお楽しみください。

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bassman

3.5ベトナムにステイしているような気分になる

2019年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

萌える

リゾート地どころか、ムイが奉公している家しか出てこないのだけれども。
 窓を開けはなして、暑苦しい風と天井をゆったり回る扇風機からの風に吹かれながら、ホームステイしている異邦人としてだけれども、そこにいるような。

カメラワークが、人間を映し出し、物語を追うだけでなく、
手元や、家に生息するものを丁寧に映し出しているからだろう。
そして、
音が、起こっていることがらに添える効果音や音楽を使っている場合もあるが、基本はそこに息づく生物の鳴き声等が常に鳴り響いているからだろう。
勿論、いわゆる”音楽”も奏でられる。が、雇用主を風流人や音楽家として設定しているから、心地よいベトナムの音楽も、西洋クラッシックも生活音となる。

そのゆったりとした間合いが心地よい。

フランス在住のベトナム人による映画。
ベトナム戦争前の、比較的裕福な家庭の暮らし。
リアリズム的な手法でありながら、自国への文化への愛おしさにあふれ、どこか理想化された生活を切り取った映画。
部屋から部屋へ移動するカメラワークも、『地獄門』等の昔の平屋を映し出す日本映画にも似ていて、懐かしい。
そんなところも、琴線に触れるのだろう。

前半(全体の2/3)は、そんなベトナムの暮らしを垣間見ることができ、ゆったりとした気持ちになる。
とはいえ、ピリリとした展開もあり、若干の緊張感もはらむ。
後半(全体の1/3)は急展開。あれよ、あれよと『マイフェアレディ』のような展開になる。そして『エマニュエル夫人』を思い出させる映像もあるが、お腹には新しい命が宿り、新しい命(未来)を祝福・護りを示唆する映像に変わる。
そんな変化に驚いているうちに、エンド。

好みは分かれるであろうが、はまるひとははまる。

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とみいじょん

5.0東洋のパリ

きりんさん
2019年2月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ベトちゃんドクちゃんを分離手術した先生に面会に行ったことあるのでレンタル。

統一北ベトナム政権は、南ベトナムの軍医に執刀を依頼した。南ベトナム軍は米軍と一緒に自分のふるさとに枯れ葉剤を撒いてしまった立場なんです。
「傷だらけで統一を果たした南北が一緒にベトちゃんドクちゃんの治療に取り組む」 ー
これって・・・民族の再生を祈る悲しみの共働。深き人智だと思った。

もう少しベトナムを知りたい。

中国語は6音節だけどベトナム語は超絶の9音節。
歌うように喋りますね。
僕の仕事場には語学実習生が大勢いるんですよ。

シンチャオ ベトナム、 こんにちはベトナム
トンニャット ベトナム、 統一ベトナム
.

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きりん

5.0夜の窓から注ぐ光と昼の反射光に照らされる顔が印象的

pepeさん
2017年6月6日
iPhoneアプリから投稿

夜の窓から注ぐ光と昼の反射光に照らされる顔が印象的

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pepe
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