水原希子、奥田民生を「2回お見かけしたけど声かけられなかった」
2017年8月29日 23:52
[映画.com ニュース] 妻夫木聡が主演する映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」の公開を記念したスペシャルイベント「奥田民生になりたいボーイに贈る狂わせナイト」が8月29日、東京・恵比寿のリキッドルームで行われた。
映画は、おしゃれライフスタイル雑誌に転属となり、奥田民生みたいに力まないカッコいい大人になろうと決意する雑誌編集者コーロキ(妻夫木)が主人公。慣れないオシャレな会話に戸惑いながら奮闘し、仕事先で出会った美女あかり(水原)に一目惚れして振り回されるという恋愛エンタテインメントだ。
今回のイベントは、「奥田民生になりたいボーイなんです」と公言する主演の妻夫木らが、民生の魅力について語るというもの。ほかに、水原希子、大根仁監督、原作者の渋谷直角氏、民生ファミリーのPUFFY、イラストレーターの安齋肇氏、ロックカメラマンの三浦憲治氏が集まった。
冒頭では、大根監督は「直角さんとは前から知り合い。原作を読んだら、面白かった。俺が監督するのが一番うまいはず。ただ、『銀魂』や『ジョジョ(の奇妙な冒険)』みたいに売れていない。悩んでいたところに、妻夫木さんが引っかかってきた。『絶対やりたい』と言うんで、そこまで、ブッキーが言うんならと思って、楽曲を取りに行き、希子ちゃんを狙い撃ちにしました」と挨拶した。
監督直々にご指名を受けた水原が「ついに自分ができそうな役がきた。やった!と思いました。ファッション業界にいるし、面白そう。大根さんとお仕事をしたかったので、うれしいことばかりでした」と話すと、大根監督は「『モテキ』の100倍エロい。そういった役をなんの躊躇なくやってくれそうだと思ったけど、想像以上でした。現場では希子ちゃんをエロく輝かせるか、盛り上げるかだけを考えていた。ブッキーと変な関係にならなきゃいいなと思っていた」と笑わせた。
妻夫木は「すごく楽しかったですね。あかり役は女優さんが戸惑うシーンが多かったけども、自ら『脱ぎます』と言ってくれ、助けられました」と水原を褒めると、大根監督は「劇中、何回キスしたかな?」と他人事のように投げかけ。妻夫木は「あなたがさせたんでしょ? 朝から晩までチューかよ、と思いました」とツッコミを入れた。
大根監督が「モデルさんだから、下着姿にも、なんの躊躇もない。『おはようございます』の挨拶の時から、下着姿で、おいおいと思った」と明かすと、水原は「何にも抵抗はないですね。マネジャーもスタッフも慣れている。環境があっていたのかな。やるなら、やらないと面白くないから」と返した。
後半は、PUFFYら“民生ファミリー”が登壇しての民生トーク。妻夫木は民生の魅力について、「僕的には全部です。ユニコーンのときからファンで、奥田民生さんになりたいと思ったのはソロになった時から。でも、ミュージシャンになりたいわけじゃないですよ。カッコつけなくても、カッコいい。僕は今日もメイクとかしてくるけど、民生さんはそういうのがなくても、カッコいい。正直に生きられたらいいな、と思ってしまう」と話した。
既に映画を見たというPUFFYの2人は、水原を間近で見て「私も妻夫木になりたい。見たら、分かります」と大絶賛。「やばい。直視できない」(吉村由美)、「本物もかわいいね。うらやましい」(大貫亜美)と褒めちぎっていた。
一方の水原は「私はPUFFYさんを見てきて、民生さんを知りました。実は2回、お見かけしたことがあるんです。最初は、フジロックのホテル。この時、役が決まっていたので、話しかけようかと思ったけど、怖いな、失礼かな、また今度にしようと思ってしまった。2度目は、よく行く焼肉屋さんで。“チャンス”と思ったけど、やっぱりお声がけできなかった」と“民生”体験を語った。
吉村は「第一印象は飾っていない分、怖いかもね。でも、しゃべるとあのまんま」。大貫も「機嫌が悪い時はない。いつもあんな感じなんですよ」と素顔を明かした。念願かなって対面した妻夫木は「みなさんが抱いているイメージ通りの方でした。話し出すと、いつもの民生さん。ご飯も一緒に食べて、息子さんともお会いして。初めてお会いするのに、家族と一緒という滅多にない機会でした」と話していた。
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」は9月16日、全国で公開される。
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