松田龍平、豊田利晃監督作に16年ぶり単独主演!野田洋次郎の出演も決定
2017年8月16日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の松田龍平が、脱サラ棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を豊田利晃監督が映画化する「泣き虫しょったんの奇跡(仮題)」に主演することが明らかになった。瀬川五段に扮する松田にとっては、「青い春」以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務めることになる。また、瀬川の好敵手で親友の鈴木悠野を、プライベートでも松田と仲が良い人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が演じることも発表された。
「青い春」を皮切りに、「ナイン・ソウルズ」「I'M FLASH!」と豊田作品に出演を重ねてきた松田が、豊田監督と再びがっぷり四つに組む日がやってきた。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司が、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により社会の荒波に放り出されながらも、周囲に支えられながら第二の人生を賭け、再び夢を実現させるため、ひたむきな努力を続ける姿が描かれる。
メガホンをとる豊田監督もまた、17歳まで新進棋士奨励会に所属していたという。それだけに「少年時代、将棋の世界に生きていた僕は将棋を憎んでいました。原作を読んだとき、その憎しみが消えていくように涙がでました。もう一度、謙虚に、将棋の世界を見つめ直したいと思っています。映画監督20年目にふさわしい作品にしたいと思っています」と思い入れたっぷり。松田とは久々にタッグを組むことになるが、「松田龍平と新しく出会えるチャンスを与えられたことに喜びを感じています。と同時に、龍平と組むときは絶対負けられないという思いがあります」と話している。
劇中で棋士として役を生きる松田と野田は、5月から瀬川五段指導のもと、将棋の指し方や棋譜の読み方を学び、8月末のクランクインに向けて準備に余念がない。松田は、「瀬川棋士に指導して頂き、駒に触れるたびに将棋の魅力に引き込まれています。この映画で豊田監督とタッグを組んで挑めることを嬉しく思います」とコメントを寄せ、シンプルな言葉の中に熱い思いを込めた。
一方、豊田監督作のファンだったという野田は、「どんな撮影になるのか、少しの不安とたくさんの楽しみが入り混じっています。普段友達として一緒にいる時には見られない松田龍平の姿を見て、僕もたくさん刺激をもらいたいと思います」と意欲満々。もうじき撮入となるが、「百戦錬磨の俳優の方々の中で自分がどれだけのことができるか不安は尽きませんが、楽しみを見つけながら少しでも僕自身この作品にプラスのエネルギーを提供できるよう精一杯努めたいと思います」と胸中を吐露した。
原作者でもある瀬川五段は、映画化に際し「言葉では言い表せないほど、うれしく思っています。しかも私の役が松田龍平さんだなんて、夢のようです」と喜びをあらわにする。将棋の指導を通して松田と触れ合ったが、「ほぼ初心者状態のスタートから、格段に上達されました。その集中力は驚異的です」と絶賛している。
「泣き虫しょったんの奇跡(仮題)」は、2018年に全国で公開。
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