オリバー・ストーン、新シリーズ「グアンタナモ」でドラマ初メガホン
2017年8月13日 18:00
[映画.com ニュース] 新ドラマ「グアンタナモ(原題)」シリーズの第1話を、オリバー・ストーンが監督することがわかった。3度のオスカー受賞歴を誇るストーンが、テレビドラマのメガホンをとるのはこれが初めて。本作は、米Showtimeが争奪戦の末に放送権を獲得している。
米Deadlineによれば、シーズン1は10話構成で、ストーンがメガホンをとる第1話は2時間の長尺となる。本作は、キューバのグアンタナモ米軍基地内にある悪名高き強制収容所を舞台に、勾留者たちと彼らを弁護する人々、糾弾する人々に焦点を当てる。
グアンタナモ強制収容所は、9・11以降、イスラム過激派のテロ容疑者たちが、確固とした証拠がない者も含めて拘束されてきた。人権団体の調査によって、勾留者780人に対して行われた非道な尋問の数々など収容所内での過酷な実態が明らかになり、2009年に当時のオバマ米大統領が施設の閉鎖と、勾留者の別施設移送の計画を発表した。現在、グァンタナモ強制収容所には41人が収監されている。
ドラマ「グアンタナモ(原題)」は、ストーンとダニエル・ボルがショーランナーを務め、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のアレクサンドラ・ミルチャンとワインスタイン・テレビジョンがプロデュースする。年内にクランクインの予定。