A・シュワルツェネッガーが飛行機衝突事故の真相を追究!「アフターマス」9月16日公開
2017年7月30日 20:00
[映画.com ニュース] アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務め、ダーレン・アロノフスキー監督が製作に名を連ねる映画「Aftermath(原題)」の邦題が、「アフターマス」に決定し、9月16日から日本公開されることがわかった。あわせて、シュワルツェネッガー、主要登場人物を演じたスクート・マクネイリー、マギー・グレイスの姿、そして物語の鍵となる衝突事故を起こした航空機の残骸を写す劇中カットがお披露目された。
本作は、2002年7月にドイツ南部の上空で実際に起こった「ユーバーリンゲン空中衝突事故」とその後に発生した事件をモチーフにした作品。ジェイソン・ステイサム主演作「ブリッツ」のエリオット・レスター監督がメガホンをとり、ドゥニ・ビルヌーブ監督とジェイク・ギレンホールがタッグを組んだ「複製された男」のハビエル・グヨンが脚本を担当している。タイトルの「アフターマス」とは、災害や大事件、大事故で引き起こされる状況を表す言葉であり、「余波」「結果」「後遺症」「痛手」を示している。
シュワルツェネッガーが演じるのは、建設現場の現場監督ローマン・メルニック。飛行機の衝突事故で妻子を失いながらも、事故に隠された真実を追い求めて奔走する役どころだ。また「それでも夜は明ける」「アルゴ」への出演でも知られるマクネイリーが事故に深く関わる航空管制官・ジェイク、グレイスがジェイクを懸命に支える妻クリスティーナを演じるほか、グレン・モーシャワー、マーティン・ドノバンも出演している。
数カ月ぶりにオハイオ州コロンバスに帰ってくる妻ナディヤと身重の娘オレーナを空港までに迎えに行ったメルニックは、そこで2人が搭乗していたAX112便が空中で衝突事故を起こしたという衝撃的な事実を聞かされる。飛行機の残骸が残る悲惨な事故現場を訪れたメルニックは声にならない悲しみに暮れながらも、航空会社に対して謝罪を要求。だが、航空会社の対応は、表面的な補償のみという心無いものだった。やがて納得のいかないメルニックは、事故の責任がどこにあるのかを突き止めるため、事故に関わっていたという航空管制官・ジェイクの居場所を突き止めようとする。
「アフターマス」は、9月16日から東京・シネマート新宿ほか全国順次公開。