【コミコン2017】ウィル・スミス最新作は「トレーニング デイ」×「ロード・オブ・ザ・リング」!?
2017年7月21日 17:25

[映画.com ニュース] 米俳優ウィル・スミスが、主演したNetflixオリジナル映画「ブライト」を引っさげ、世界最大級のポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」に出席した。
Netflixは7月20日(現地時間)、会場のサンディエゴ・コンベンションセンターで最大となるホールHで、初めてプレゼンテーションを実施。「スーサイド・スクワッド」に続きスミスと組んだデビッド・エアー監督は、開口一番にNetflixを持ち上げ、「これはPG-13(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)のしみったれた映画ではなく、自分のやりたいようにやれた。ファンタジーなどを使って、社会的な問題に切り込むんだ」と豪語した。
この日一番の大歓声で迎え入れられたスミスは、人間と怪物が共存するロサンゼルスを舞台にした異色の刑事ドラマについて、「『トレーニング デイ』みたいに硬派で、リアルで、ほこりまみれなんだけど、『ロード・オブ・ザ・リング』も混ざっているんだ」と説明。相棒がオーク族であるため、「人種差別されている相棒をもつ、ロサンゼルスの黒人警察官を演じるのなんて、いままでにはなかったね」と冗談めかしながら、「おれたちの世界を、こき下ろしすぎることなく、きっちりとらえた美しいスナップ写真なんだ」と作品の魅力を語った。
一方、相棒のオーク族を特殊メイクを施して演じたジョエル・エドガートンは、ロサンゼルスでの撮影を述懐。「モンスターが運転しているのに、誰も気に留めないんだ。みんな、『よおウィル!』って」と、スミスの人気ぶりを明かした。
さらにスミスが、Netflixと大手スタジオ、ひいては映画を家で見るか、劇場で見るかの違いを、自身の経験になぞらえ説明。「ザ・フレッシュ・プリンスみたいなもので、『インデペンデンス・デイ』が公開された次の週には、ミスター・スミスと呼ばれるようになったんだ。要は視点が違うだけで、それは時間が経てば変わっていくものさ」と持論を展開した。
プレゼンテーションには、スミスやエドガートンのほか、共演のエドガー・ラミレス、ノオミ・ラパス、ルーシー・フライらが出席。エルフ族の女性2人と、スミスとエガートンが演じる刑事コンビが、魔法の杖をめぐってコンビニエンスストア内で乱闘を繰り広げる場面がお披露目された。
Netflixオリジナル映画「ブライト」は12月に全世界配信。
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