夏帆×染谷将太×東出昌大「散歩する侵略者」スピンオフドラマ、9月放送決定
2017年7月9日 09:00

[映画.com ニュース] 黒沢清監督作「散歩する侵略者」(9月9日公開)のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」が、9月7日からWOWOWメンバーズオンデマンドで先行配信され、9月18日にWOWOWプライムで放送されることが決定。あわせて、夏帆、染谷将太、映画版にも参加している東出昌大の出演がわかり、3人が青空をバックに写るキービジュアルがお披露目された。
劇作家・演出家の前川知大氏率いる「イキウメ」の舞台を原作とした「散歩する侵略者」は、数日間の行方不明の後、夫が“侵略者”に乗っ取られた状態で帰ってくるという大胆なアイデアを基にした物語。映画版のアナザーストーリーを全5話で描く「予兆 散歩する侵略者」は、引き続きメガホンをとった黒沢監督にとって、連続ドラマW「贖罪」以来5年ぶりのWOWOWドラマだ。また、1998年に公開された「蛇の道」で黒沢監督とタッグを組んだ高橋洋が共同脚本を担当している。
「家に幽霊がいる」と話す同僚・浅川みゆき(岸井ゆきの)の精神状態を心配して、夫・辰雄(染谷)の務める病院へ彼女を連れて行った山際悦子(夏帆)。診断の結果、みゆきからは“家族”という概念が欠落していることを知り、さらに病院で出会った新任の外科医・真壁司郎(東出)に違和感を抱くように。やがて身の回りで起こる異変に悩まされるようになった悦子は、「地球を侵略しに来た」と冗談とも本気ともつかない告白をする真壁に疑いの目を向け始める。
「悦子という、揺るぎない強さを持つ女性をどうやって演じたらいいのか、自分の未熟さに葛藤する日々」を送っていたという夏帆は「それでも心から尊敬する方達と共に、ずっと憧れていた黒沢監督の世界に身を置くことができて、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」と充実の面持ち。染谷と東出も久々の“黒沢ワールド”を心から楽しんだようで「まだ完成はみていないですが、ずっとみていられる、ずっと見守りたくなる、そんな作品となっているような気が勝手にしています」(染谷)、「敬愛する黒沢監督のもと、高橋洋さんの素敵で怖い台本でお芝居が出来る事が、嬉しくてたまりませんでした」(東出)と胸中を吐露している。
「映画版をサポートするためにささやかに企画されたものでしたが、主演3人の神がかった熱演もあって、予想外に獰猛な作品に仕上がりました」と自信をにじませる黒沢監督は、夏帆について「彼女の素早さに驚きました。何が起こっても迷いなく一瞬にして行動を開始するその様は、日本人離れしていて観客の目をくぎ付けにするでしょう」と絶賛。さらに染谷を「白でも黒でもないグレーゾーンを、これほど的確に演じることのできる若手俳優は他にいないでしょう」と評し、妖艶な演技に舌を巻いたという東出に関して「何かが彼の上に舞い降りたのか、それともしたたかな計算か、わからないところが魅力です」とコメントを寄せている。
「予兆 散歩する侵略者」には、中村映里子、安井順平、石橋けい、吉岡睦雄、大塚ヒロタ、千葉哲也、諏訪太朗、渡辺真起子、中村まこと、大杉漣も出演。9月7日の深夜0時からWOWOWメンバーズオンデマンドで先行配信を開始。9月18日より毎週月曜深夜0時にWOWOWプライムで放送。第1話のみ無料放送。
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