イザベル・ユペール、是枝監督作品への出演を熱望!「フランス映画祭」代表が明かす
2017年7月4日 16:00
![今年でフランス映画祭に携わるのは4回目](https://eiga.k-img.com/images/buzz/66425/90efbae47ce765c9/640.jpg)
[映画.com ニュース] フランス映画祭の主催元であるユニフランスの代表イザベル・ジョルダーノ氏が来日し、「素晴らしい回になるように、1年も前から周到に準備を進めてきました」というフランス映画祭2017(第25回)の舞台裏を明かした。
ユニフランスは、フランス映画の普及を目的として1949年に設立された非営利外郭団体。ジョルダーノ氏は、14年から日本のフランス映画祭に関わっている。「現在、日本を含め、ニューヨーク、ローマ、ベルリンなど、例年世界各国の都市でこうした映画祭を開いています。それ以外にも、フランス映画が外国で公開される際のサポート、カンヌやトロントなどの国際映画祭で活動しています」と活動内容は多岐に渡る。
フランス映画祭2017では、団長を務めたカトリーヌ・ドヌーブの最新主演作「ルージュの手紙」やイザベル・ユペールとポール・バーホーベン監督がタッグを組んだ「エル ELLE」など、注目作全12作品が上映された。ジョルダーノ氏は「まずは日本の配給会社の皆様と連携を取りながら、ということが第一義でした。一方、ドラマもあればコメディもある。また、ポール・バーホーベン(『エル ELLE』)のような大御所から、カテル・キレベレ(『あさがくるまえに』)のような若い監督の作品もある、そんなバラエティに富んだセレクトにしようと思いました」と選考理由を解説する。
「あさがくるまえに」や、ベジタリアンの女性が食人に目覚めるショッキングな内容によりトロント国際映画祭で観客が失神する事態を巻き起こし、話題を集めた「ロー(英題)」をはじめ女性監督の作品が半数近くを占めたが「そのことを強く意識してセレクトしたわけではないのですが、結果として、多くの女性監督が活躍するフランスの現在の映画界の状況をどこか映し出しているような気がします」と総括。「ロー(英題)」については「日本の若い方に、フランス映画にはこうした作品もあるということを知っていただきたかったですし、以前、日本のフランス映画祭で、フレンチ・ホラーのオールナイト上映をやったことへのオマージュのような意味もあって選びました」と思いを明かした。
フランス映画祭は、フランスの作品を日本に紹介する役目はもちろん、映画人同士の交流の機会も生み出してきた。ジョルダーノ氏は「実は、今回来日している『ルージュの手紙』のマルタン・プロボ監督が、日本で映画を撮ろうとしていて、これからロケハンに向かうと言っていますし、イザベル・ユペールは是枝(裕和)さんの作品に出たい、出たいと(笑)、しきりに言っていたりしますので、映画祭を通して、そうしたことも実現していけたらとてもうれしいですね」とさらなる両国の協力体制に意欲を燃やしていた。
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