J・チャステイン主演で奇跡の実話映画化「ユダヤ人を救った動物園」12月公開決定
2017年6月30日 08:00
[映画.com ニュース] 「ゼロ・ダーク・サーティ」「オデッセイ」などで知られる米女優ジェシカ・チャステインが主演し、第二次世界大戦時の実話を映画化した「The Zookeeper's Wife」(原題)が、「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」の邦題で12月に全国公開されることが決定した。アメリカでは541スクリーンの小規模ながら、公開初週のランキングでトップ10に入るヒットを記録した注目作だ。
オスカー・シンドラーや杉原千畝と同じように、第二次世界大戦下のユダヤ人の命を救った夫婦がいた。ポーランド・ワルシャワで欧州最大規模の動物園を営んでいた、ヤン&アントニーナ夫婦だ。彼らは迫害されていたユダヤ人を動物園の檻に匿い、ドイツ兵に見つかれば即処刑という状況下で、最終的には300人もの救助に成功した。いかにして困難に立ち向かい、奇跡を起こしたのか、その姿を描く。
作家ダイアン・アッカーマン氏のノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」(亜紀書房刊)を基に、「クジラの島の少女」などのニキ・カーロ監督が映画化。チャスティンが人も動物も母性で包み込むアントニーナ、ヨハン・ヘルデンベルグがヤンに扮し、ほかマイケル・マケルハットン、ダニエル・ブリュールらが共演している。