Dragon Ash降谷建志、窪塚洋介との初共演作で「新人俳優」といじられる
2017年6月23日 23:00
[映画.com ニュース] 窪塚洋介とミュージシャンの降谷建志(Dragon Ash)が初共演した映画「アリーキャット」のプレミア上映会が6月23日、都内の劇場で行われ、窪塚と降谷をはじめ共演の市川由衣、品川祐(品川庄司)、榊英雄監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。
ボクシングの元東洋チャンピオン・朝秀晃(窪塚)と自動車整備工場で働く梅津郁巳(降谷)が、ストーカー(品川)につきまとわれるシングルマザー・土屋冴子(市川)のボディガードとして奮闘するバディムービー。登壇直後、窪塚は「こんばんわ、ジャッキー・チェンです」と挨拶し場内を沸かせる。これを受けた降谷も「はい皆さんこんばんわ、サモ・ハン・キンポーです」と続き、市川は「マイケル・ホイです」、品川は「どうもユン・ピョウです」と名乗り、観客を喜ばせた。
窪塚&降谷という、2人の“カリスマ”が初タッグを組んだ今作。窪塚はそのきっかけを「運命的だった」と回想する。「2年前、共通の知人であるスタイリスト・熊谷隆志さんの結婚式で、同じテーブルだったんです。『ヤァマン!』という感じで握手して、『俺ら初対面だ』ってなって。それくらい共通の仲間がいるし、昔からの連れみたいだった」と振り返り、「その出会いの2週間後くらいに、たまたまこの2人で映画を撮らないかとオファーが。『天の導きが来た、やるしかねえ』と、輪をかけて前のめりで台本を読ませていただきました」としみじみ語った。
一方の降谷は、オファーを受け思い悩んでいたといい、「(窪塚と)2人で飲みに行って。(相談すると)『なんなら自分がやりたいくらいのキャラだから、可能ならやるべき』って。『じゃあ、やります!』と言いました」と語る。すると窪塚は「俺には『建志くんは決まっています』ってオファーが来たんだけど?」と告白。品川も「俺は『窪塚くんが決まっている』と聞いた。何も決まっていなかったんですね」とぶっちゃけ、榊監督をうろたえさせていた。
また、降谷が観客に対してネタバレを話しかけたため、榊監督から「そこの新人俳優!」と痛烈なツッコミ。窪塚は「現場で建志くんへのツッコミが半端じゃなかった」と笑い、「でも建志くんは懐が深いから、フルオープンハートで現場にいてくれたし、その姿にほだされるように温度を上げていけた」と感謝する。現場では品川による“口撃”が最も激しかったそうで、品川は「すごく気さく。ちょいちょい『Dragon Ash』が漏れる時があるんですよ。ちょっとでも出たら『Dragon Ashすんなよ!』って言っていました」と説明し、降谷を大笑いさせていた。
「アリーキャット」は、7月15日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開。