L・V・トリアー率いる製作会社の俊英が描くデンマーク映画、8月5日公開決定!
2017年6月21日 09:00

[映画.com ニュース] 2017年のデンマーク・アカデミー賞で作品賞を含む最多6部門を受賞した「The Day Will Come」が、「きっと、いい日が待っている」の邦題で8月5日から公開されることが決定し、あわせてお披露目となった日本版ポスタービジュアルと場面写真を、映画.comが入手した。
本作は00年代半ばに公表された、コペンハーゲン・ゴズハウン少年養育施設を中心とした子どもに対する強制暴力や薬物投与問題の調査報告書を基にした物語。1967年のコペンハーゲン、労働者階級家庭の兄弟、13歳のエリックと10歳のエルマーは、病気の母親と引き離され、男児向け養護施設に預けられるが、施設では、しつけという名のもとの体罰が横行していた。さらにエリックたちは慣れない環境に馴染めず、上級生たちからイジメの標的にされてしまう。やがて、先行きの見えない未来に悲観した2人は施設からの逃亡を図る。
メガホンをとったのは、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「奇跡の海」「メランコリア」で知られるラース・フォン・トリアー監督が率いる製作会社「ツェントローパ」の俊英イェスパ・W・ネルスン監督。デンマーク史上最高視聴率を獲得したドラマ「THE KILLING/キリング」のスタッフ&キャストが結集しており、ソフィー・グロベルが子どもたちを見守る教師役、ラース・ミケルセンが厳格な校長役として出演している。
お披露目されたポスタービジュアルは、映画初出演となったエリック役のアルバト・ルズベク・リンハートとエルマー役のハーラル・カイサー・ヘアマンの力強いまなざしが印象的な仕上がり。絶望と恐怖が支配する日々の中で、必死に未来を切り拓いていこうとする“子どもたちの希望と可能性”が表現されている。場面写真では、独裁的で閉鎖された施設内での子どもたちの様子や、エリックとエリマーの固い絆が示されているツーショットなどが確認できる。
「きっと、いい日が待っている」は、8月5日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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