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瀧内公美、廣木隆一組で知ったのは「ありのままの姿」 高良健吾は意外な弱点を告白

2017年6月12日 20:10

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自分の意外な一面を明かしたキャストたち
自分の意外な一面を明かしたキャストたち

[映画.com ニュース] 「さよなら歌舞伎町」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督が、自身の処女小説を映画化した「彼女の人生は間違いじゃない」の完成披露試写会が6月12日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演を務めた瀧内公美、共演の高良健吾光石研柄本時生が、廣木監督とともに上映前の舞台挨拶に出席した。廣木監督は「舞台は福島だが、どの場所で暮らしていても起こり得る物語。作品に込めた様々なメッセージが、必ず届くはずです」と思いの丈を述べていた。

廣木監督が「どうしても描きたかった」と並々ならぬ思いを込め、東日本大震災から5年を経た自身の出身地・福島を舞台に紡いだ意欲作。福島の市役所に勤務しながら、週末になると東京へ、デリヘルのアルバイトをしに行くみゆき(瀧内)の日常を通じて、未来の見えない日々を送る者たちが、もがきながらも希望を求め続ける様を描く。

本作のオーディションに合格するまでは「自分の力が信じられなくなり、実家に帰りたくなっていた」という瀧内。初の廣木組では「自分のいらないものを全部とられていきました。ありのままの姿でいい」ということを教わったようだ。デリヘルで働いている人への取材や福島の仮設住宅を訪問し、本読みの際には廣木監督からある指導を受けた。「『1冊のノートに自分の考えたことや思いを書いてください』と言われました。そのノートは今でも自分の宝物になっています」と語っていた。

「廣木監督が小説を執筆する前から本作の構想を聞いていた」という高良は「廣木組に参加できること自体が嬉しい」と何度もタッグを組んできた廣木監督への思いを吐露した。そして、柄本が「廣木組は素晴らしいほど緊張感がある現場。映画の現場にいるなという感覚でずっと芝居ができる」と続けると、瀧内らも同調していた。

この日は物語にちなみ「自分の意外な一面は?」という質問が投げかけられた。「写真で見ると怖いというイメージを持たれがちだけど、実はおしゃべりで明るいと言われることがあります」と瀧内が話すと、熊本出身の高良は「九州男児なので酒豪と思われがちなんですが、実は下戸なんです」と意外な弱点を告白。1杯飲むだけで「顔が真っ赤になってしまう」という言葉に、柄本は「実は僕も飲む人と思われているけど、全然飲めないんです」と共通点があることを明かしていた。

彼女の人生は間違いじゃない」は、7月15日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。R15+指定。

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