「環境破壊を止めるんだ」 アル・ゴアが声荒げる「不都合な真実」続編の特別映像
2017年6月5日 15:00

[映画.com ニュース] 元アメリカ副大統領アル・ゴア氏による地球温暖化問題に関する講演を追ったドキュメンタリー「不都合な真実2 放置された地球」の特別映像が、世界環境デー(6月5日)にお披露目された。異常気象に見舞われる世界各地の惨状が映し出されるとともに、ゴア氏が「人類の運命は、人類によって定められる。未来の人類を救うんだ。環境破壊を止めるんだ!」と声を荒げ、聴衆に切実なメッセージを託す模様を収めている。
前作「不都合な真実」(2006)は第79回米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞に輝き、07年には環境問題の啓発に貢献したとして、ゴア氏にノーベル平和賞が授与された。前作公開から10年以上が経過した現在、地球に何が起こっているのか。今も世界中を飛び回り啓蒙し続けるゴア氏が、再び“不都合な真実”を突きつける。
6月2日にアメリカがパリ協定(地球温暖化対策の国際的枠組み)から離脱すると発表され、大きな波紋を広げている。ゴア氏はドナルド・トランプ大統領の方針には賛同できないと伝えたとされており、自国の重大な転換期にどのように行動していくのか、その動向に注目が集まる。
「不都合な真実2 放置された地球」は前作にも参加したデイビス・グッゲンハイム、ローレンス・ベンダー、ローリー・デビッド、スコット・Z・バーンズ、レスリー・チルコットらが製作総指揮を担い、ボニー・コーエンとジョン・シェンクが監督を務めた。今秋から東京・TOHOシネマズ みゆき座ほか全国で公開。
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