榮倉奈々&安田顕、夫婦役でダブル主演「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」映画化
2017年5月25日 05:00

[映画.com ニュース] ユーザーが知識を共有するナレッジコミュニティ「Yahoo!知恵袋」に投稿され話題を呼んだ質問が、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の題名で映画化されることが決定した。榮倉奈々と安田顕が夫婦役でダブル主演する。
映画は、2010年にハンドルネームK.Kajunsky氏がYahoo!知恵袋に投稿した妻の“奇行”についての質問をもとにしたラブコメディ。投稿内容は、家に帰ると妻が“死んだふり”をしており、どうして欲しいのかわからないというもので、ボーカロイド・初音ミクでオリジナル楽曲が制作されたほか、コミックエッセイ化もされ、一大ムーブメントを巻き起こした。現在400万回以上閲覧され、1700以上の回答が寄せられている。
仕事から帰宅したサラリーマンのじゅん(安田)は、玄関で妻のちえ(榮倉)が口から血を流して倒れているのを発見する。慌てて介抱するが、血はケチャップでできており、ちえは死んだふりをしていただけだった。理由を明かさないまま、ワニに食べられていたり、銃で撃たれていたり、頭に矢が刺さっていたりと、毎日のように死んだふりを続ける妻に呆れるじゅんだったが、徐々に不安を覚え始める。「神様はバリにいる」(2015)の李闘士男監督がメガホンをとった。

榮倉は、演じたちえを「独特な言葉を使い、独特な表現をする人で、見る人によっては不器用と取れるかもしれません。しかし、夫・じゅんさんとの関係性を見ていると、しっかりと自分の哲学を持ってるように思います」と分析。安田との共演は、NHK連続テレビ小説「瞳」、「わたしのハワイの歩きかた」(14)に続き3度目となるが、「夫婦のように近い関係性は初めてだったのでやはり照れくさかったです」と振り返っている。
一方の安田は、榮倉との再会を「久々に現場でお会いできて、嬉しかったです」と述壊。「この作品をきっかけに『夫婦』について、いい意味で改めて思うこともあり、具体的ではなくて申し訳ないのですが、それは見てくださる方々それぞれに感じていただけると嬉しいです」とアピールしている。
また、K.Kajunsky氏は、「こんな日が来るとは夢にも思いませんでした」と驚きを隠せない様子で、「我が家であった出来事がスクリーンで映し出されるのかと思うと少し恥ずかしい気持ちもありますが、鑑賞させていただくときは第三者の目で楽しもうと思っています。そして妻は直視できるのか心配です」とコメントを寄せている。
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は、榮倉、安田と小出恵介、野々すみ花が共演する。2018年春に全国で公開。
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