柴野太朗監督初の長編「KILLER TUNE RADIO」に兼田いぶき、堀春菜ら出演
2017年5月23日 08:00
[映画.com ニュース] 第9回田辺・弁慶映画祭にて、「モラトリアム・カットアップ」で史上最年少でグランプリを受賞した柴野太朗監督初の長編映画「KILLER TUNE RADIO」が制作中で、そのキャストが明らかになった。
主演は、「JUKAI 樹海」でハリウッドデビューを果たし、現在公開中の「ブルーハーツが聴こえる」にも出演している兼田いぶき。共演は小川ゲン(「ヴァニタス」)、川籠石駿平(「ダブルミンツ」)、さらに「空(カラ)の味」で第10回田辺・弁慶映画祭女優賞を受賞した堀春菜、笠松七海など、注目の若手俳優が多数出演する。
また、柴野監督と親交の深い舞台演出家や俳優も多数出演。舞台「昆虫戦士コンチュウジャー」が再演された、劇団「犬と串」の主宰・モラルをはじめ、劇団喫茶なごみの脚本家・宮井浩行、「モラトリアム・カットアップ」から引き続きの出演となる守利郁弥(Dr.MaDBOY)、大石晟雄(劇団晴天)、竹林佑介などが脇を固める。
柴野監督は、昨年6月にテアトル新宿で開催された、映画×演劇×音楽の複合イベント「モラトリアム・カットアップ・ショーケース」 を企画・プロデュース。イベントに合わせ、自身の新作短編映画を3本同時に発表するなど、映画という枠にとらわれず、新しい文化を生み出すべく創作活動を続けている。
初の長編について、「実は主演の兼田いぶきさんから『私を使って映画を撮ってください!』という逆オファーを受けて始まったこの企画ですが、結果的に面白い組み合わせのキャスティングをすることができました。繋がりのある小劇場周りで出会った個性溢れる皆さんと、信頼している『モラトリアム・カットアップ』でお馴染みのキャストとスタッフたち。揃いも揃って腰が低くて静かに熱い、魅力的な方々と贅沢に遊ばせていただきました。ご期待ください」と述べている。
なお、ミュージシャンの井上湧(Churchill)と再びタッグを組んだこの作品は、8月に開催される映画と音楽のイベント「MOOSIC LAB 2017」にて上映されることが決定している。また、キャスト発表に合わせて特報映像も公開された。