映画×演劇×ライブ!新鋭・柴野太朗監督作「モラトリアム・カットアップ」公開決定

2016年3月12日 06:00

柴野太朗監督
柴野太朗監督

[映画.com ニュース]「第9回田辺・弁慶映画祭」の弁慶グランプリなどを史上最年少(23歳)で受賞した柴野太朗監督・脚本の短編映画「モラトリアム・カットアップ」が、6月にテアトル新宿で公開されることが決定した。

同館での上映は「モラトリアム・カットアップ・ショーケース」と題し、映画本編に加え、演劇や音楽ライブとコラボレーションするという、映画館で新しい試みに挑戦するエンタテインメントイベントになる予定。柴野監督が今年撮りおろした新作映画の同時上映、演劇は「モラトリアム・カットアップ」の出演者で劇作家の守利郁弥(Dr.MaDBOY代表)と大石晟雄(劇団晴天 代表)が脚本・演出を担当し、音楽ライブは劇中の音楽を担当した井上湧が手がける。

モラトリアム・カットアップ」は、文章や音楽で用いられる「カットアップ」という手法からインスパイアされ、デジタル社会に生きるすべてのアナログ人間に向けた、過去と現在、虚構と現実とが交錯する映像作品。独自のストーリー構成はもちろん、卓越した編集技術も評価され、「AOYAMA FILMATE 2015」でグランプリを獲得。「ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2015」でも、ノミネートを果たしている。

「第9回田辺・弁慶映画祭」コンペティション部門の特別審査員を務めた三木聡監督は、「映画館の闇の中でザワザワしつつ何か新しいことが起こりそうな予感と不安と誰かの手を握りたい感じ、夢に出て来た黒い雲をバックに立つ真っ白な団地を思い出し、何やら映画を見ながら何やら不安と焦燥と性欲とザワザワザワザワ…何て言っていいのか分からないけど多分そんな映画…ああ快感哉」と、公開決定に際してコメントを寄せている。

実験的な要素とエンタテインメント性とのバランスを追求しながら、自主映画の制作をコンスタントに続けている柴野監督は、「映画本編の上映のほか、『モラトリアム・カットアップ』と関連した音楽ライブや演劇公演など、映画館の枠を超えた様々なコンテンツを詰め込んで一週間盛り上げていきます。普段あまり劇場で映画を見ない方、自主映画をほとんど見たことのない方にこそご来場いただきたい、ライブ感あふれるプログラムを計画中です。後にも先にも一度きりとなるであろうこのイベント、ぜひこの機会に目撃しにきてください」と独自性をアピール。デジタル世代によるアナログな「映画館体験」として注目を集めそうだ。

(映画.com速報)

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