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「おんな城主 直虎」脚本家・森下佳子、「花戦さ」のキーワードは“ライト”と“コミカル”!

2017年5月19日 14:00

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大河ドラマでも手腕を発揮
大河ドラマでも手腕を発揮
(C)2017「花戦さ」製作委員会

[映画.com ニュース]テレビドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN 仁」「天皇の料理番」などで知られ、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」も手がける脚本家・森下佳子が、「地下鉄(メトロ)に乗って」「起終点駅 ターミナル」の篠原哲雄監督と組んだ「花戦さ」について語った。

野村萬斎、市川猿之助、中井貴一佐々木蔵之介佐藤浩市の実力派が顔をそろえ、実在したいけばなの名手、池坊専好が民を苦しめる豊臣秀吉に華道で戦いを挑むさまを描く。萬斎が専好、猿之助が秀吉、中井が織田信長、佐々木が前田利家、佐藤が千利休にそれぞれ扮し、演技対決を繰り広げている。

今回の脚本では、史実を基にしつつも、専好のキャラクターを中心に“明るい”“ライト”“コミカル”な作品になるよう心がけたという。「専好さんは、実際はもっと完成した方だったと思いますが、本作では利休さんとの出会いの中で気づきを得て、花の力を信じ、成長していく物語にさせてもらいました。前田利家邸の大砂物(巨大な松のいけばな)の復元図を見て、こんな粋狂なものを作る人はどんな方なんだろうと考えて、常人離れしてカラっとした明るい人物を想像したんです」。

映画では、町人であっても天下人であっても分け隔てなく花を贈る専好の姿が印象的に描かれるが「“花”しか見えていない人物にしようと考えたんです。花にしか向かい合っていない人だから、相手がどんな権力者であっても、彼にとっては花を捧げる人でしかない。だから誰に対しても公平で大胆に接していける。それがゆえに彼は最後に秀吉にあのような戦さを挑むことができたと解釈しています」と明かし、「(映画は)脚本以上に明るくなっていました。主演の萬斎さんの力だと思います。萬斎さんがとってもチャーミングなので変化がいっぱいあるんですよ。“その変な音、何!?”とか。萬斎さんにツッコミたくなるのも楽しくて」と萬斎の存在感を絶賛する。

専好が秀吉に挑むきっかけとなる茶人・利休を演じた佐藤からは、自害した利休の心情について撮影前に相談を受け、2人で話し合いを重ねたという。最終的には「佐藤さんご自身で出された答えを私がいただき、脚本をよりよいものにできました」と手ごたえを語る。森下は映画を総括し「脚本からよく育ってくれたなと。役者の皆さんもバチバチ演技合戦をしてくれていますし、花がもう1つの主役でもあるんですが、とてもきれいで素敵に撮られています。お話を楽しんでいただくのもよし、俳優さんたちの演技を楽しんでいただくもよし。映画俳優のお芝居と狂言師がベースにある人のお芝居はなんか違うなあとか、歌舞伎の人っぽいなあとか、土壌の違いも面白いです。いろんな楽しみ方ができると思います」と本作の“百花繚乱(りょうらん)”ぶりを見どころに挙げた。

花戦さ」は、6月3日から全国公開。


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