オダジョー、チェ・ゲバラと共闘した日系人役でスペイン語を披露「エルネスト」特報
2017年5月18日 08:00
映画は、ゲバラから自身のファーストネーム“エルネスト”を与えられ、革命闘争に身を投じたボリビア日系2世フレディ・前村・ウルタードの物語を紡ぐ。1941年10月に生まれた前村(オダギリ)は、医師を志してキューバの国立ハバナ大学へ留学し、キューバ危機に直面するさなかゲバラと出会う。そのカリスマ性にみせられ、「エルネスト・メディコ」としてゲバラの部隊に参加した前村は、やがて故郷ボリビアの軍事政権に立ち向かっていく。
オダギリが阪本監督とタッグを組むのは、「この世の外へ クラブ進駐軍」(2004)、「人類資金」(13)に続き3作目。今作の役作りのため10キロの減量を行い、スペイン語での演技に挑戦した。ほぼ全編の撮影がキューバで敢行されたほか、ゲバラ本人が実際に訪れた広島でのロケも行われており、リアルな革命の様子を活写している。
このほど公開された映像は、ゲバラと対面した前村が、スペイン語で「私はあなたのようになりたい」と告げるシーンから始まる。混乱を極めるキューバでゲバラから名前を授かり、戦うことを選んだ前村の姿から、強い意志が感じられる仕上がりとなっている。
「エルネスト」は、10月6日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開。