デビッド・リンチ監督の謎をひも解くドキュメンタリー映画が2018年に公開
2017年5月11日 12:00

[映画.com ニュース] 奇才デビッド・リンチ監督の謎をひも解くドキュメンタリー映画「デビッド・リンチ ジ・アート・ライフ(原題)」が、2018年に公開されることが決定した。
「ツイン・ピークス」シリーズの新シーズン放送を目前に控える中、映画監督からの引退を宣言したリンチ監督は、これまで映像作品だけでなく、絵画、写真、音楽、インスタレーションなど様々な手法で表現活動を続けてきた。今作では、いかにして独自の芸術観や創作スタイルを築いてきたかが、プライベート映像とともに語られる。
説き明かされるのは、幼少期の家族との思い出から、カレッジ時代の同居人だった「J・ガイルズ・バンド」のピーター・ウルフや、「ストレイト・ストーリー」「マルホランド・ドライブ」の美術監督を務めたジャック・フィスクとの出会い、フィラデルフィアでの暮らしや妻ペギーの出産、そして長編映画デビュー作「イレイザーヘッド」に至るまで。不条理で悪夢的な作品には、過去の恐怖や苦悩の記憶が大きく反映されていることが分かる内容になっているようだ。
なお、25年ぶりの「ツイン・ピークス」新シーズンは、5月17日に開幕する第70回カンヌ国際映画祭で2エピソードがプレミア上映。日本では7月からWOWOWで放送予定。
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