デヴィッド・リンチ アートライフ
劇場公開日:2018年1月27日
解説
「ブルーベルベット」「マルホランド・ドライブ」、テレビシリーズ「ツイン・ピークス」といった映像作品だけでなく、絵画、写真、音楽など、幅広いジャンルで独特の世界観を作り出しているデビッド・リンチの創作の謎に迫ったドキュメンタリー。ハリウッドにあるリンチの自宅兼アトリエで25時間にもおよぶインタビューがおこなわれた。アメリカの小さな田舎町で家族ともに過ごした幼少期、「マルホランド・ドライブ」で美術監督を務めた親友ジャック・フィスクとの友情、当時の妻ペギーの出産、そして長編デビュー作となった「イレイザーヘッド」など、リラックスしたリンチ自身の口から彼が描き出す「悪夢」の源流が語られていく。
2016年製作/88分/G/アメリカ・デンマーク合作
原題:David Lynch: The Art Life
配給:アップリンク
スタッフ・キャスト
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某博物館上映会にて。
リンチの生い立ち等にはそれほど興味があるわけではなかったので、正直つらかった。コアなリンチファン向けですかね。アート作品も悪夢に出てきそう。
2018年10月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
真の芸術家デヴィッド・リンチの幼少期から映画製作を始めるまでに焦点を当てたアートなアンソロジー。
自宅で創作を続ける現在の姿が堪能できるのも嬉しい。ファンには貴重な作品だ。
2018年8月30日
Androidアプリから投稿
リンチ監督だからって、ドキュメンタリーも不穏な感じにしなくてもいいんじゃ、とか思った。
監督の内面を表すならああいう感じっていうことなのかなあ。
監督の言葉だけが、噛みしめるように発せられてて、そこだけに現実感があったなぁ。
2018年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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主にフィラデルフィアでの幼少期及び青年期のデヴィッドリンチのアートワークや人生の過ごし方を自分語りで淡々と回想してゆくドキュメンタリー作品。勿論、これを観てあの異空間な世界観を全て語り尽くすことが出来ないのは当然である。それに天才は勿論才能だけはなく、それを没頭する超人的な集中力というものがデフォルトで備わっているものだと改めて感じる内容である。結局、『ヘッドイレイサー』を制作する迄の経歴なので、それ以降の話は無いから長いようでいて、あっけなく上映が終わるという感じだ。実はそこからが面白そうであり、興味をそそられるのだが。何故かというと、たまにアトリエで作品を製作中に小さい娘と戯れるカットが映し出されるが、過去を振り返っての話では前婦人との間に娘さんが産まれているという件もあり、その間のプライベートに俄然興味を引く造りとなっているからである。でも、その話は無い。凄く肝心な所でハシゴを外されたような感覚に陥ってしまうのは自分だけだろうか?小さい頃に経験した奇妙な出来事や、家族に与えられた貴重な経験は、凡人ならば大人になるにつれ忘れてしまう。しかし、天才はそれをキチンと脳のシワに刻み込み、そしてそれを自分の解釈でプロダクトする。改めてこの不世出の監督の凄みを垣間見た作品である。