伊版アカデミー賞で5部門受賞の人間賛歌「歓びのトスカーナ」予告&ポスター披露!
2017年5月10日 22:00

[映画.com ニュース] イタリア版アカデミー賞とされるダビッド・ディ・ドナテッロ賞(2017年度)で最多17部門にノミネートされ、作品賞を含む5部門を受賞した映画「歓びのトスカーナ」の予告編とポスタービジュアルが、このほどお披露目された。映像は光と緑にあふれるトスカーナの景色や、最高の友情を手にした女たちによる悲喜のこもった人生賛歌を映し出している。
伊映画界の巨匠パオロ・ビルツィ監督が「人間の値打ち」(2013)に続き、名女優バレリア・ブルーニ・テデスキと再タッグを組んだ。第69回カンヌ国際映画祭の監督週間作品に選出されたほか、イタリア映画批評家協会賞にあたる第70回ナストロ・ダルジェント賞では5冠に輝くなど、国内外で称賛を集めている。さらに、東京・有楽町朝日ホールで開催されたイタリア映画祭2017で上映された際には、チケットが早々に完売。観客からは「人生の勉強になる作品」「スリリングかつ青春ドラマも楽しめる」と大きな反響を呼んでいた。
物語の舞台は、精神を病んだ人々が集う診療施設。妄想と虚言癖から周囲を振り回してばかりのベアトリーチェ(テデスキ)と、過去のトラウマから自傷を繰り返すドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォッティ)、正反対の2人はひょんなことから施設を抜け出すことになり、旅を続けるうちに、いつしかかけがえのない絆で結ばれていく。
予告は女優・萬田久子による柔らかなナレーションで始まり、さまざまな理由から施設で暮らす人々を映し出す。全身タトゥーだらけ、自分の殻に閉じこもるドナテッラに興味を抱いた陽気なベアトリーチェは、ある日隙をついて2人きりの脱走をはかる。行き先も決めずにバスに乗り、時には車を盗んだりと、無計画の逃避行を無邪気な少女のように楽しむ2人だが、やがて過去のトラウマや家族との断絶が明らかに。人生の悲しさと愛おしさを内包したテデスキ&ラマッツォッティによる名演が、見る者の胸を打つ仕上がりとなっている。
「歓びのトスカーナ」は、7月上旬から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。
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