向井理、祖母の半生を映画化も「キャスティング権は放棄した」 妻役・尾野真千子も仰天
2017年4月18日 20:10

[映画.com ニュース]向井理の祖母・芦村朋子さんの半生記を映画化する「いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)」の完成披露試写会が4月18日、都内で行われ、主演の尾野真千子をはじめ共演の向井、岸本加世子、成田偉心、脚本の山本むつみ、メガホンをとった深川栄洋監督が舞台挨拶に出席した。
「神様のカルテ」の深川監督と、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の脚本・山本がタッグを組んだ今作。衣食住もままならない戦後の混乱期、妻・朋子(尾野)と夫・吾郎(向井)が生きた、波乱に満ちた道のりを描く。
祖母・朋子さんが途中まで書いていた手記を、大学2年生時の向井が引き継ぎ完成。向井は企画にも携わっただけに「自分の家族ということは置いておいて。個人的には、昭和の匂いや生活感のある、自分の見たい映画になりました」と自信をのぞかせ、「家族の絆が希薄な世の中で、すこしでも会話のきっかけになればと思いましたし、先人がいたからこそ生活できていることを、改めて噛みしめる映画になればと思っていました」と感慨深げに語っていた。
さらに、「初めて原作本を山本さんにお見せしたのは、(主演した)『ゲゲゲの女房』の打ち上げ。その時に実現しなくてよかったと、改めて思うんです」としみじみ。続けて「そこから出会った人たち、今僕が思う日本映画界でも、かなりの攻撃力を持つ方々が集ってくれた」とキャスト・スタッフ陣に感謝し、「自分のプライベートでも変化があったし、このタイミングで実現したというのは、企画だけでなくひとりの役者として恵まれている、幸せです」と目を細めた。
妻役に扮した尾野は「素敵な話があるんです」と切り出し、向井を「何? なんか企んでいるトーンですね」と戦々恐々とさせる。意に介さない尾野は「小さいころの向井くんが、おばあさんに『おじいちゃんのこと好き?』と聞いたそうなんです」といい、「そうしたら『愛しているよ』って。すごいよね? おじいさん、おばあさんになっても、私もそう言いたいと思った。尊敬するわ」と感動の面持ちを浮かべていた。
また、尾野は「向井くんがオファーしてくれたんだと思っていた」と振り返る。ところが向井は「していません! キャスティング権は放棄したんです。自分で『奥さん役をやって』というのは気持ち悪いじゃないですか」とぶっちゃけ、これに尾野は「ずっと向井くんのオファーだと思っていたんです。いつまで思っていたでしょうか? 今日までです! さっきいろいろ取材受けて知って、残念でした」と頬を膨らませていた。
「いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)」は、6月24日から全国公開。
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