星野源に第9回伊丹十三賞!「人生を丸ごと認めていただいたように嬉しい」
2017年3月28日 14:10

[映画.com ニュース] 俳優、シンガーソングライター、文筆家と多方面で活躍する星野源が、第9回伊丹十三賞を受賞した。星野は、「こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難うございます」と喜びのコメントを寄せている。
埼玉出身の星野は、学生時代に音楽と演劇活動を開始し、2013年に初主演映画「箱入り息子の恋」や園子温監督作「地獄でなぜ悪い」で、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。NHK大河ドラマ「真田丸」や「コウノドリ」などドラマ出演も続くなか、16年に新垣結衣との共演作「逃げるは恥だが役に立つ」で“逃げ恥ブーム”を巻き起こした。
ミュージシャンとしては、「逃げ恥」の主題歌「恋」を手がけ、こちらも大ヒット。ドラマキャストが踊る「恋ダンス」を真似するファンが続出した。同曲を引っさげて、「第67回NHK紅白歌合戦」にも出場(2年連続)するなど、その年の“顔”ともいえる活躍を見せた。現在は、声優として主演を務めた「夜は短し歩けよ乙女」が公開待機中。また3月30日には、最新エッセイ集「いのちの車窓から」を発表する。
ひとつのジャンルに留まることなく、多彩な活躍を続ける星野に対し、伊丹十三賞選考委員会は「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴を開けてしまった星野的表現世界に」と授賞理由を発表している。
これまでに糸井重里、タモリ、森本千絵、池上彰、リリー・フランキー、是枝裕和監督らに贈られた同賞。星野は、受賞の知らせを受け「本当に驚いています。自分にとって伊丹さんの存在は、遥か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯りへはどうやっても辿り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に『君は君の場所を作れ』と言われているようにいつも感じていました」と率直な思いを明かしている。
なお、同賞の選考委員は周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊が務め、贈賞年の前年1月1日~12月31日の期間に発表された作品などの業績を対象としている。贈呈式は、4月17日午後6時から都内で開催される予定。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)