ここから少年は25年間“迷子”になった…「LION」天才子役の悲痛な演技が光る本編映像公開
2017年3月13日 12:00

[映画.com ニュース] 5歳で迷子になった男性が、Google Earthを駆使して25年ぶりに生まれ故郷を見つけ出した実話を映画化した「LION ライオン 25年目のただいま」の本編映像が、公開された。数千人の子どもたちの中から選ばれた主人公役の子役サニー・パワールくんの熱演を収めている。
第89回アカデミー賞で6部門にノミネートされた実話ドラマ。インドの貧しい村で暮らす5歳の少年サルー(パワールくん)は、停車中の長距離列車で眠り込んでしまい、見知らぬ土地に運ばれてしまう。やがてオーストラリアの夫婦の養子となったサルーは、友人のアドバイスを受け、Google Earthで故郷を探し始める。「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテルが大人になったサルーを演じるほか、オスカー女優ニコール・キッドマンがサルーの育ての親スー、「キャロル」のルーニー・マーラがサルーの恋人ルーシーに扮している。
本編映像では、長距離列車の車内でたった1人で目覚めたサルーが、次第に自分の置かれた状況を把握し、パニックに陥るさまが哀切漂うタッチで描かれている。本作で一躍脚光を浴び、デミ・ムーア主演作「Love Sonia(原題)」への出演も決定しているパワールくんが車内を一心不乱に駆け、「ここから出して! 助けて、誰か!」「兄ちゃん!」と悲痛な叫び声を上げるなど、不安と焦燥を全身で表現している。
パワールくんを見いだしたガース・デイビス監督は「サニーは自然体でいるだけで80%の演技になり、過ごしてきた時間や美しい素養など、目の奥に秘めたものを持っていた。部屋に座る彼にカメラを向けるだけで、見る者は彼の物語と表情のとりこになるんだ」と演技力を絶賛。「撮影が始まってから1週間ほど経ったころ、明らかに彼は自分のしていることを理解して、演技をコントロールする完全なプロへと変身した。想像を超えた理解力で、私たちが指示した以上のものを演技にもたらしたんだ。自分で感情を組み立て、物事を感じ、泣き、叫び、持てる限りの力を発揮してくれた」と成長速度に圧倒されたと語った。
「LION ライオン 25年目のただいま」は、4月7日から全国公開。
(C)2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
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