犬童一心監督×「水どう」で「ダーティハリー」まるわかり解説!
2017年2月12日 09:00

[映画.com ニュース]「ジョゼと虎と魚たち」などの犬童一心監督と、人気ローカルバラエティ番組「水曜どうでしょう」の藤村忠寿ディレクター&嬉野雅道ディレクターが2月11日、香川県で開催中の「さぬき映画祭2017」で顔を合わせた。イオンシネマ高松東で行われた「ダーティハリー」解説付き上映会で実現し、犬童監督の鋭い映画分析の前に「水どう」の2人は「すげーな映画監督は!」と唸るばかりだった。
貴重な顔ぶれが名画を語らう解説付き上映会は、今年のさぬき映画祭の目玉企画の一つ。「ダーティハリー」は犬童監督がセレクトし、名匠ドン・シーゲル監督の演出やクリント・イーストウッドの演技について、「水どう」目線でわかりやすく伝えた。
1971年に製作されたハリウッド・アクションがいかにすごいか、犬童監督は「シーゲル監督が脚本の段階で完成までイメージしていた。無駄なカットがまったくない」と熱弁。実際の映像をオープニングから見直しながら、予定の1時間半をゆうに超え「本当は4時間はほしかった」と惜しむばかり。
「ダーティハリー」でドン・シーゲル監督が行った映画演出は、イーストウッドが監督となって受け継ぎ、クリストファー・ノーラン監督「ダークナイト」などにも影響を及ぼしたという。犬童監督は「『ダーティハリー』でシーゲル監督を知り、『突破口!』『アルカトラズからの脱出』などもぜひ観てほしい」と呼びかけた。
藤村ディレクターは「『ダーティハリー』は知っていたけれど、シーゲル監督は知らなかった」と感嘆し、嬉野ディレクターは「犬童監督の解説を聞きながら観ると、シーゲル監督がなにを考えて撮ったのかがわかる」と目を丸く。対して、犬童監督は「今度は僕が『水どう』を観ながら質問させてもらいたい」とさらなる交流に意気込んだ。
さぬき映画祭2017は2月12日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ