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田中要次初主演作「蠱毒」、米大型イベント「SXSW」でワールドプレミア!

2017年2月9日 18:00

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田中要次&西村喜廣監督が喜びコメント
田中要次&西村喜廣監督が喜びコメント
(C)2017 キングレコード

[映画.com ニュース] 俳優・田中要次の映画初主演作「蠱毒(こどく) ミートボールマシン」が、3月10~18日(現地時間)に米テキサス州で開催の大型イベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」に出品されることがわかった。同イベントがワールドプレミアとなり、11日を皮切りに12日、16日に上映される。

2006年に公開された高橋一生主演作「ミートボールマシン」の続編で、「シン・ゴジラ」「進撃の巨人」特殊造形を手がけた西村喜廣がメガホンをとった。借金の取り立て屋である野田勇次(田中)は、上司になじられ実母に金の無心をされ、挙句、がんで余命宣告を受けてしまう。そんななか謎の生命体「ユニット」に寄生され、おぞましい怪物と化す。しかし野田は、思いを寄せる女性・カヲル(百合沙)を守るため、血にまみれた戦いを繰り広げる。

SXSWは音楽、映画などの分野で活躍する世界屈指のクリエイターが結集する祭典。作家性の強い実験的なインディペンデント作品からメジャー作品まで、幅広いカテゴリーの上映を企画し、例年10日間で20万人以上が集まる。昨年度、日本から出品された佐藤信介監督作「アイアムアヒーロー」が観客賞、冠木佐和子監督作の短編「おかあさんにないしょ」が審査員特別賞を受賞している。

SXSWでの上映を控え、田中は「52歳にして初めて主演させて頂いた映画が早くも海を渡り、テキサスの大きな映画祭で上映されるなんて夢のようでとても嬉しく、作品とともに現地に向かいたい気分です」と歓喜の様子。そして「薄汚いサラリーマンのゾンビのようなサイボーグのような血まみれの醜いヒーローが、洗練されたヒーロー映画を見慣れたアメリカの観客からどんな反響を頂くのか、不安と楽しみが入り混じって再び変身してしまいそうです」と述べ、「『アベンジャーズ』の出演オファーが来る事を祈っています!」と期待に胸踊らせている。

“血の魔術師”の異名をとる西村監督も、「今回、サウス・バイ・サウスウエストという大きな映画祭でワールドプレミアという形で上映できることは、一つの壁をぶち破った感じで、本当に喜んでいます。おめでとう! ありがとう!」と喜びを爆発させている。「蠱毒(こどく) ミートボールマシン」は、2017年に東京・新宿武蔵野館で公開。

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