柄本明、出演作「なりゆきな魂、」を逆アピール!?「つまらないわけないけれど入らない」
2017年1月28日 14:40

[映画.com ニュース] 瀬々敬久監督の最新作「なりゆきな魂、」が1月28日、東京・渋谷のユーロスペースで封切られ、佐野史郎、柄本明、足立正生、山田真歩ら出演者10人が初日舞台挨拶を行った。
寡作の漫画家・つげ忠男氏の作品集「成り行き」をベースに、瀬々監督がバス事故で運命を翻ろうされる被害者遺族たちの不条理を描く映画オリジナルのストーリーとして構成。現在、新作「8年越しの花嫁」の撮影を岡山で行っているため、ビデオで「この映画を愛してください。柄本明さんと足立正生さんの名コンビ。足立さんには日本アカデミー賞の主演男優賞を獲ってもらおうと思っています」とメッセージを寄せた。
しかし、柄本が「足立監督との共演は大変で光栄だったけれど、アカデミー賞は絶対に獲れません。獲ったらまずいでしょう」と完全否定。映画監督として知られ、かつて連合赤軍に合流し国際指名手配され、レバノンで逮捕、3年の禁固刑を受けた後に日本に強制送還された経験を持つ足立も、「柄本さんに、プロとアマチュアが共演したらアマチュアが勝つことを知っていますかと挑発したけれど、でき上がったものを見たらきれいに食われちゃっていた」と自ちょう気味に話した。
つげ氏の役どころを担った佐野も、客席を見渡し「空席が目立つのに寂しい思いがなくはないが、こういう世界観がお好きな方もいらっしゃるはず。ポスターやチラシの最初に僕の名前が載っているがまずかったのでは」と自虐的。ここでも柄本が、「見たらつまらないわけはないけれど、これは絶対入らないと思う。これだけいるのは、いすぎだよ」と言いたい放題だった。
柄本、足立と湖での殺りくシーンに挑んだ山田は、「ただごとではないオーラを発する方なので緊張して、まじめに頑張らなきゃいけないと思った」と述懐。だが、「監督にはもっと半狂乱になってと言われたが、足立さんに『半狂乱になるの、得意なの?』と、よーい、スタートがかかってから話しかけられて…。とても楽しかったです」と苦笑交じりに振り返っていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

パディントン 消えた黄金郷の秘密
【“最高&最幸”の一作】ありがとう、そして…さようなら!? 感涙の結末は絶対に映画館で…!
提供:キノフィルムズ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12