織田裕二、吉田羊との“夫婦愛”語る 森カンナの告白には汗かき大照れ
2016年10月3日 20:58
[映画.com ニュース]織田裕二が4年ぶりに映画主演を務めた「ボクの妻と結婚してください。」の完成披露試写会が10月3日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、織田をはじめ、共演の吉田羊、原田泰造、込江海翔、森カンナ、佐藤ありさ、三宅喜重監督が出席した。
原作は、2014年に舞台化、ドラマ化された樋口卓治氏の同名小説。余命6カ月と宣告された放送作家・三村修治(織田)が、自分がいなくなった後も妻・彩子(吉田)が前を向いていられるように、妻の新たな結婚相手探しに奔走するさまを描く。
織田は開口一番「『踊る大捜査線』から4年ぶり。ようやく出会えた作品」と本作への熱い思いを訴える。「前作(『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』)を超えるようなモチベーションで臨めるものを探すと、ハードルが高くて。そのなかにこの作品の企画があって、『これです。ずっと焦がれていたのはこの作品です。僕がやりたかったのはこれなんです』って。その時点で涙が出そうなくらい嬉しかった」。
一方、織田と夫婦役で共演した感想を問われた吉田は「自分の人生にこんな未来予想図があったなんて。織田さんと夫婦役をやりながら、でもやっぱり『織田裕二がいる!』って思っていました」と照れ笑い。だが三宅監督が「実際の夫婦のように、普段からしゃべられていた。似た者夫婦かなと感じた」と明かすと、「私が俳優として大事にしたいと思っていることは、カットがかかったら終わりではなく、カットがかかった後も役の余韻に浸るような役作りができる方と一緒にお芝居がしたいなと。それを全て織田さんが叶えてくださった。お芝居上の夫婦というよりも、お互いに心を通わせて、心で対話できた」と織田への強い信頼と感謝を示した。
さらに、修治と彩子の息子役の込江が「2人(織田と吉田)とも穏やかで明るいので、撮影に早く慣れた。会話するような感じで演技ができた」と振り返ると、織田は「これは妻のおかげ。僕らも緊張したりするんです。それをいち早く役の環境にしようと、彼女が撮影中の空いている時間に環境を作ってくれたから、撮影にすんなり入れた。素晴らしい」とベタ褒めし、吉田との“夫婦愛”をにじませた。
中盤には、森が「お母さんに聞いたんですけど、初恋の人が織田さんなんです。小さい時、織田さんを見て『私はこの人が好き』って言っていた。それを聞いていたので現場に入る時『初恋の人に共演できるんだ』ってものすごく緊張していた」と驚きの告白。織田はハンカチで汗をぬぐいながら「すごい嬉しい」としどろもどろになり、ついには「この告白によって、非常に女性陣からの目線が厳しくなりました……というか早く映画を見ようよ!」と照れ隠しで絶叫し、場内を爆笑させた。
「ボクの妻と結婚してください。」は、11月5日から全国公開。
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