「ウエストワールド」A・ホプキンス、ドラマ初出演の決め手は「ダークナイト」脚本家J・ノーラン!ロングインタビュー映像公開
2016年10月3日 17:00

[映画.com ニュース]「スター・ウォーズ」シリーズのJ・J・エイブラムスが製作総指揮を務め、「ダークナイト」「インターステラー」のジョナサン・ノーランが脚本を手がけた近未来サスペンス超大作「ウエストワールド」の30分弱にも及ぶインタビュー映像が、公開された。
「ジュラシック・パーク」の原作者マイケル・クライトンの監督・脚本作「ウエストワールド」を原案に、「ゲーム・オブ・スローンズ」の米有料チャンネルHBOが製作し、エド・ハリス、アンソニー・ホプキンス、エバン・レイチェル・ウッドら多彩なキャストが顔をそろえた本作。近未来、天才科学者のフォード博士(ホプキンス)が作り上げた体験型テーマパーク「ウエストワールド」を舞台に巻き起こる事件の謎を描く。パーク内には西部開拓時代そっくりの街並みが作られ、AI(人工知能)を搭載したロボットが娼婦やガンマン、保安官を演じていた。だがある日、何体かのロボットが異常な行動を起こし始める。
本作で妻で脚本家のリサ・ジョイ・ノーランと組んだノーランは「この作品を手がけるにあたりチャレンジだったのは、“ホスト”と呼ばれるロボットをいかに表現するかという点だった。演技でどこまで人間性を引き出し、どのような点で人間との違いを描くか」と語り「HBO以外にこの作品をより豊かにそしてダークに表現できる局はなかったよ。『もうちょっと表現を抑えてほしい』などと制限されることは1度もなかった。常にこの作品の複雑な野心ある展開を後押ししてくれたよ」とやりきった表情を見せる。
本作でテレビシリーズに初出演したホプキンスは「テレビへの出演に興味があり、ジョナサン・ノーランと仕事をしてみたかった」と振り返りつつ、「(ノーランは)すごく有能な人だ。知性にあふれていて、ちょっと失礼な表現かもしれないが彼はオタクなんだ。とっても頭がいい。アイデアにあふれているね」と振り返る。テレビシリーズに初挑戦したことで「(映画との境界線は)ないよ。これが新しい世界なんだね」と、視野が広がったようだ。
謎めいた“黒服の男”に扮したハリスは「HBOの作品は常に品格があり、プロモーションもうまいからHBO作品であるという面で信頼があったね」とHBOが制作局であることへの期待感を明かす。「脚本を読んだ後、ジョナサン(・ノーラン)に会ったときに、最初の数話では明かされない僕のキャラクターの正体を聞いてとても面白い作品だと思ったよ。アンソニー(・ホプキンス)を含め素晴らしい俳優が出演しているしね。やっちまおうかと思ったのさ」と出演の経緯を語っている。また、第1話と最終話の監督も務めたノーランが現場に常駐していたため「各監督もそれぞれのエピソードのビジョンを統一できた」とノーランの情熱を称えている。映像ではそのほかレイチェル・ウッド、ジェームズ・マースデン、タンディ・ニュートンら出演者が作品の魅力を語っている。
「ウエストワールド」は10月13日からスターチャンネルで放送開始(毎週木曜午後11時・字幕版)。13日と29日は第1話を無料放送。
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