鬼才A・ホドロフスキーの「ホドロフスキーの虹泥棒」、26年越しの日本公開決定!
2016年9月13日 17:00

[映画.com ニュース] 鬼才アレハンドロ・ホドロフスキーが1990年に発表した「The Rainbow Thief」が、26年の歳月を経て、「ホドロフスキーの虹泥棒」の邦題で日本公開されることが決定した。
今作は、伝説的なカルト映画の「エル・トポ」(70)や、2013年製作の「リアリティのダンス」「ホドロフスキーのDUNE」で知られるホドロフスキー監督の長編第6作。ピーター・オトゥールとオマー・シャリフ、クリストファー・リーという今は亡き名優3人をキャスティングし、大富豪の遺産をめぐる物語を紡いだ。
ホドロフスキー監督にとって、イギリスで監督した初のメジャー資本大作だが、当時はヨーロッパのみで公開され日本では完全未公開の幻の作品となっていた。今回公開となるのは、ホドロフスキー監督自らが監修したディレクターズカット版で、90年の公開時に87分だった本編が92分に編集し直されている。
風変わりな大富豪・ルドルフ(リー)は、親族を招いて晩餐会を開くものの、売春婦たちとの乱痴気騒ぎで心臓発作を起こし昏睡状態に陥る。親族たちは、ルドルフの甥・メレアーグラ(オトゥール)にすべての遺産が渡ることを恐れ、遺産について言い争い、メレアーグラはその場を去る。5年後、メレアーグラはコソ泥のディマ(シャリフ)と地下下水道で暮らし、叔父ルドルフの死と遺産相続を待ちわびて暮らしていた。
「ホドロフスキーの虹泥棒」は、11月12日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で公開される。
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