記憶喪失のトム・ハンクスが人類を救う!「インフェルノ」特別映像披露
2016年9月12日 09:00

[映画.com ニュース] トム・ハンクス主演「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの第3弾「インフェルノ」の特別映像とポスタービジュアルが、このほどお披露目された。映像は、メガホンをとったロン・ハワード監督と原作者ダン・ブラウン氏が物語を解説する様子とともに、記憶喪失に陥った主人公ロバート・ラングドン(ハンクス)が48時間以内に人類存亡の危機を救うため、ひたすら激走する姿などをとらえている。
2006年の「ダ・ヴィンチ・コード」、09年「天使と悪魔」に続き、米作家ブラウン氏の同名小説を映画化。ラングドンが美ぼうの医師シエナ(フェリシティ・ジョーンズ)とともに、詩人ダンテの叙事詩「神曲」地獄篇に秘められた暗号に挑む。
今作のラングドンは短期的に記憶を失っているが、ブラウン氏は「訳もわからず命を狙われ、目覚めたら病室にいるんだ」といい、ハワード監督は「本作ではラングドンが一層活躍する」と説明。そしてラングドンの手には「神曲」地獄篇を投影する装置が握られており、記憶の彼方に“チェルカ・トローバ”というキーワードが浮かぶ。
物語は、天才科学者ゾブリストが人口増加に歯止めをかけるため、人類の半数を死に至らしめるウイルスを開発し、その手がかりを「神曲」地獄篇に隠しことから始まる。記憶が抜け落ちているラングドンだが、48時間以内にウイルスにたどり着かなくてはならず、さらに「人類が生き延びるために人類を半分に減らす」「100年後に人類が滅びようとも、今生きる人々の命を守る」という究極の2択を迫られる。ハワード監督は「ラングドンが挑むのは今、まさに目の前にある人類の危機だ」とも語り、「観客を驚かせるキャラクターを集め、展開が二転三転する。敵か味方か分からない。過去(作)はほぼ関係ない」と自信をみなぎらせている。
「インフェルノ」は、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のジョーンズのほか、「最強のふたり」のオマール・シー、「ジュラシック・ワールド」のイルファン・カーンらが共演している。10月28日に日米同時公開。
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