ハーモニー・コリン、女教師と男子生徒の性的関係を描く小説「タンパ」を映画化
2016年9月11日 11:00

[映画.com ニュース] 「スプリング・ブレイカーズ」のハーモニー・コリン監督が、米作家アリッサ・ナッティングの処女小説「タンパ(原題)」を映画化することがわかった。
2013年に刊行された原作は、26歳の女性教師セレステが、教え子である14歳の男子生徒ジャックと性的関係を持つ物語。セレステが罪悪感なくジャックを誘惑し、チャーミングで品行方正だったジャックが禁断の恋に溺れていくさまがポルノ風タッチで綴られ、出版されるや物議を醸した。
英i-Dによれば、コリンは当初、イドリス・エルバ、ジェームズ・フランコ、ベニチオ・デル・トロ、アル・パチーノ、ロバート・パティンソンが豪華共演し、マイアミの音楽シーンの裏側を描く新作「The Trap(原題)」を2017年公開に向けて準備していたが、クランクイン直前でキャストの1人と対立し、撮影延期になった。そのため、「タンパ」映画化がコリンの次回作となる可能性もある。また、コリンはこの作品を劇場公開ではなく、米HBOで放送することも検討しているようだ。
独特のブラックユーモアと大胆な筆致が高く評価されているナッティングの原作は、米Slate誌のエディター、ダン・コイス氏の13年のベストブックランキングに選出されており、コイス氏は「映画化するために誰か一刻も早くハーモニー・コリンを雇って」とコメントを寄せていた。
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