常盤貴子&池松壮亮、名匠・東陽一監督に出会えた喜び噛みしめる
2016年9月10日 13:35

[映画.com ニュース] 今年で82歳を迎える名匠・東陽一監督の最新作「だれかの木琴」が9月10日、全国9館で公開され、東監督をはじめ、主演の常盤貴子、池松壮亮が東京・有楽町スバル座での舞台挨拶に立った。
「もう頬づえはつかない」(1979)、「絵の中のぼくの村」(96)、「わたしのグランパ」(2003) などを手がけ、ベルリン国際映画祭の銀熊賞など多くの映画賞に輝いた東監督が、井上荒野氏の同名小説を映画化。夫と娘と暮らす主婦の小夜子が、美容師の海斗からの営業メールに返信したことをきっかけに、どうしようもなく心をとらわれ、ストーカー行為をエスカレートさせていく様を描く。
小夜子役の常盤は「憧れの東監督に出会うことができて、監督の映画に出演させていただき、今日この日を迎えることができて、こんなに幸せな日が来るだなんて。20代の私に教えてあげたい。こんな出会いがこの先もあるなら、これからがんばっていきたい」と公開を迎えるまでの道のりを振り返り、喜びを噛みしめる。一方、海斗役の池松も「東さんという人、東さんの作品がすごく大好き。出会えて、映画を撮って、初日を迎えて。1つの夢が叶っちゃったんでどうしよう」と同調。さらに池松が、「東さんの次回作見たいですね」とリクエストすると、東監督は「やりたいものは、いつも3つあるが、この場でいうわけにはいかないです」と照れながら煙に巻いた。
撮影時には、東監督から主演2人に対する演技指導や細かな演出はなかったという。東監督は、「キャストに出演をお願いして、OKしていただいた段階で、ある意味もう決まっている。言うことない」と明かし、「今度の映画で常盤貴子さんと池松壮亮さんが決まったことは決定的だった。この2人の表現力はただごとじゃない。この人がストーカーになりますとか、ちょっと異常であるとか、そんなことは問題にならない。生き物としての2人の生命力がみなぎっている。2人に任せて私は観察していただけなので、楽な演出でした」と称賛した。
またこの日は、公開を祝して、3人が鏡開きに挑戦するひと幕も見られた。檀上に出てきた酒樽を見るなり、東監督は「普通は酒がいっぱい入っているが、これは入ってない。それなのに鏡開きをするなんてやっていられない(笑)」と暴露。常盤と池松は思わず吹き出し、興味津々の様子で樽の中をのぞいていた。
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