だれかの木琴

劇場公開日:2016年9月10日

だれかの木琴

解説・あらすじ

常盤貴子と池松壮亮が初共演し、美容師へのストーカー行為を繰り返す主婦の姿を描いた井上荒野の小説を映画化したサスペンス作品。監督は「もう頬づえはつかない」「絵の中のぼくの村」「わたしのグランパ」などを手がけたベテラン・東陽一。夫と娘と郊外に越してきたごく普通の主婦・小夜子は、新しく見つけた美容院で髪を切った。その日のうちに届いた美容師・海斗からのお礼の営業メールに返信したことから小夜子の日常が一変する。何度もメールを送り、頻繁に店に足を運び、海斗を指名する小夜子。そして、海斗のアパートを探し当てた小夜子は、部屋の呼び鈴を押してしまう。ストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子はいきいきと輝き、美しくなっていった。主婦・小夜子役を常盤、美容師・海斗役を池松が演じ、小夜子の夫役を勝村政信、海斗の恋人役を佐津川愛美がそれぞれ演じる。

2016年製作/112分/G/日本
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2016年9月10日

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(C)2016「だれかの木琴」製作委員会

映画レビュー

3.5 【”美しき専業主婦の自覚無き孤独と承認欲求が産み出したモノ。”今作は専業主婦を持つ男が観ると、心理的に怖い作品である。と共にNOBUが数年前、このサイトで経験した怖き事を記す。】

2026年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

■親海小夜子(常盤貴子)は隠し事をしつつ、表面上は優しい夫、光太郎(勝村政信)と中学生の娘・かんなと三人で暮らす専業主婦である。
 かんなとも普通に話す関係である。
 新居に引っ越した小夜子は、近くの美容院で若い美容師・山田海斗(池松壮亮)に髪を切ってもらう。その日のうちに海斗からのお礼の営業メールが届き、小夜子は直ぐに返信するのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作は、妻を持つ男にとっては、とても怖く鑑賞した作品である。何よりも親海小夜子を演じた常盤貴子さんの美しさと、笑顔が作品を見ているうちに、徐々に怖くなっていったのである。

・親海小夜子が、初めて行った美容院で山田海斗から優し気な口調で、”切り易い髪ですね。”と言われた時の、小夜子の表情の微妙な微妙な変化に気付くかどうかである。彼女にとって、山田海斗の言葉により、彼女の【承認欲求】が満たされたのである。
 これは、あくまで一般論であるが、専業主婦は家族も含めて褒められることが少ない傾向があるそうである。
 故に、”自分は、何のために生きているのか。”と言う疑問を持ってしまい、負のスパイラルに陥り鬱病になる方が稀に居るそうである。

・冒頭、親海小夜子は幸せそうであるが、その笑顔は顔に張り付いたような笑顔である。心から笑っていないのである。
 一方、夫、光太郎は街で行きずりの女と軽々にベッドを共にしているのである。描かれないが、この夫は引っ越しをする前から浮気をしていたのだと思う。女性は男の隠し事に敏感である。(実体験より。浮気ではない。)気が付かない訳はない。それでも気が付かない振りをして、家庭に小波を立てないようにしていたのであろう。

・劇中で海斗自身が”しまった!”と言っているが、彼は小夜子の返信メールに更に返信をしてしまい、あろうことか、自身の家が分かる情報を与えてしまうのである。
 ここからの、小夜子の行動は観ていて怖い。
 一番怖かったのは、彼女が夜中にゴミ出しに行った際に、光太郎がナカナカ帰って来ない妻にメールをすると、リビングの上に有った小夜子の携帯が鳴り、それの送信履歴を映すショットである。相手は全て山田海斗であり、他の名前は一切無いのである。

・小夜子のストーカー行為が止まったのは、かんなの機転と光太郎が部下を家に招いて、小夜子の料理を食べさせて、”皆、美味しかったと言っていたよ。”と伝えた事であろう。
 だが、一人の部下に届いた小夜子からのメールは気になるが・・。

<今作は、専業主婦を妻に持つ男が観ると下手なホラー映画が裸足で逃げ出す程、心理的に怖い作品である。>

■NOBUが数年前、このサイトで経験した怖き事。

 ・私には有難い事に、数名のフォロワーさんが居る。これは、その中の或るフォロワーさんとの遣り取りである。
 ・或る、女性と思われる(サムネイルの絵と、文章から推測)方から、当時、いつも共感を頂いていた。だが、或る時に共感のお礼をしなかった事があった。すると、その方のコメントが豹変したのである。
 ・貴方は私のレビューに興味が無いのですか?
 ・私のレビューの何処が悪いのですか?

・・・最初は謝っていたのだが、就業時間中も相当な頻度でコメントが来るようになり、頭に来たので、”貴女のレビューには興味がない。”と返答したのがイケなかった。
   コメントは更にエスカレートして行ったのである。
   ○○さんのレビューと、私のレビューと何が違うのか述べなさい!(もはや、命令調であった。可なり年配の方だった。)
   困ったので、運営側に相談した。(当時はブロック機能を知らなかった。)
   で、暫くしてからそのレビュアーさんから、平静なトーンでお詫びのコメントが来た。曰く”娘と上手くいっていなくて、家を出て行ってしまった。精神科医に通っている。迷惑を掛けました。”と有り、その方はこのサイトを脱会したのである。
   実に嫌な思い出であるが、そのコメントを頂いて、”そんな事情があったのか。申し訳ない事をしてしまった。”と反省するとともに、ホッとした事も事実である・・。
   SNSの怖さを実感した経験でもありました。

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NOBU

2.5 読めない作品

2026年4月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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近大

4.5 夫と第三者との間の遊戯

2020年3月24日
スマートフォンから投稿

知的

家にベッドが届く。そこに横になると、幻想として旦那が妻に手を伸ばす。さらに池松壮亮も妻に手を伸ばす。この映画全体が常盤貴子という中年ながらに少女のような心を持った女の遊戯であるということを雄弁に語るのがこのカットだ。

彼女はどこの家かも分からない家に響く子供の木琴を自分の心に重ね合わせ、「私は音楽を探している。音楽になろうとしている」と語る。
夫への気持ちにも池松への気持ちにも言葉や名前を与えられない。だが、夫を愛していないわけでもなく、池松と寝たいとかそんなわけでもないのだろう。きっとすべては子供の遊戯でしかない。

そんな子供のような女の行動にとばっちりを受ける娘と池松の恋人はたまったもんじゃないのだが笑
池松が本当のところ常盤貴子の事をどう思っていたのかはもう少し見たい気がした。それで女と別れて復縁しようともしないという事は彼は常盤貴子に気持ちが移りそうな所があったのではないかとも推察されるが、この辺の葛藤は画面にあってもいい気がした。

それにしても。やれ欲求不満だの、やれ夫とのストレスだのと、画面の一体どこでそんな事が語られているんだよって話。常盤貴子よりもその一面的なものの捉え方がよっぽど怖い。

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ニックル

4.5 ワンチャン来た!!

2018年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

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