エマ・ワトソンが「コロニア」で見せた女優魂「自分に試練を課さないと」
2016年9月8日 15:00

[映画.com ニュース] エマ・ワトソンが拷問施設から恋人を救おうとする女性を演じた政治スリラー「コロニア」のメイキング映像とともに、ワトソン、共演のダニエル・ブリュール、フロリアン・ガレンベルガー監督のインタビュー映像が公開された。
今作は、1973年にチリの独裁政権下で起こった実話を映画化したもの。チリの軍事クーデターに巻き込まれたレナ(ワトソン)と恋人のダニエル(ブリュール)。ダニエルは、慈善団体と称する秘密警察の拷問施設“コロニア・ディグニダ”に送られてしまう。レナは、ダニエルを救出するためコロニアに潜入し、施設での暴力行為や洗脳に強い意思をもって立ち向かっていく。
ワトソンは今作の脚本について「とても魅了されました。ハイスピードで、緊張しっ放し。絶対出演しなければ、と思いました」と目を輝かせる。さらに、「レナの勇敢さが私を戦いモードにしたの。ハラハラドキドキの連続よ」と今作のもつエンタテインメント性に触れながら、「同時に今の社会について色々と考えさせられる。そこが決め手だった」と出演理由を明かした。
また、撮影では身体的・精神的苦労があったと吐露し、恐怖すら感じたというが「恐れる気持ちはとても大切よ。自分に試練を課さないと。レナの勇敢さが私を戦いモードにしたの」と女優魂を見せ付けた。そんなワトソンに魅了された様子のガレンベルガー監督は、「(主人公は)エマ以外に考えられない」と断言。ブリュールとワトソンは互いを絶賛しており、ワトソンは「(ブリュールは)素晴らしい俳優よ。良いマッチだったと思います」と振り返った。
「コロニア」は、9月17日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国で公開。
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