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異星人が「クー」と大喜び カルトSF「不思議惑星キン・ザ・ザ」本編映像

2016年7月23日 10:00

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プリュク星の挨拶はすべて「クー」
プリュク星の挨拶はすべて「クー」
(C)Mosfilm

[映画.com ニュース] カルト映画として知られる旧ソ連のSF映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」が、約15年ぶりにデジタルリマスター版で上映されることを記念し、このほど本編映像の一部が公開された。とある惑星にワープしてしまった主人公ふたりが、地球から持ってきていたバイオリンを演奏すると、異星人たちが「クー」という奇声を発して喜ぶシュールな場面だ。

1986年にジョージア(グルジア)の映画監督、ゲオルギー・ダネリアが旧ソ連時代の社会や資本主義に対する皮肉や風刺をゆるく描き、当時のソ連で大ヒットを記録したSFコメディ。日本では1989年に「ソビエトSF映画祭」で初上陸、2001年にニュープリントで劇場公開され話題を集めた。

ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、次の瞬間、マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。そこでは何故か地球のマッチが超貴重品で、2人はマッチの価値を利用してなんとか地球へ帰ろうとする。

不思議惑星キン・ザ・ザ」は、8月20日から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開。

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