哲学者が映画の中のイデオロギーを読み解く「スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2」公開
2016年7月22日 17:00

[映画.com ニュース] 独創的な思想家で、オペラ、宗教、映画、戦争といった題材をラカン派精神分析の視点から語り、世界的に評価されているスロベニアの哲学者スラボイ・ジジェクが、有名映画に隠れたイデオロギーを読み解くドキュメンタリー「スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド」が9月下旬に公開されることが決定した。
「映画は究極の倒錯的表現である」とするスター哲学者が、ナチズム、共産主義、資本主義、スターリニズム、民主主義、テロリズム、大量消費主義など、人間の思考・行動・趣味嗜好の基盤となるイデオロギーが我々にとってどのような効用があるのか、ナチ党全国党大会の記録映画「意志の勝利」から、名作「サウンド・オブ・ミュージック」「タクシードライバー」「ジョーズ」、そして近作「ダークナイト」に至るまで、作品の中に隠れたイデオロギーを読み解いていく知的挑発に満ちた作品だ。
監督はピーター・グリーナウェイに師事し、ジジェクが40本以上の歴史的名作映画の映像を引用しながら、新しい映画の見方を提示したドキュメンタリー「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」(2006)のソフィー・ファインズ。ジジェクの逆説的で過激、独特のユーモアのある語り口は、難解とされることもあるが、映画作品を通して明快に語られる本作は、ジジェクの思想の格好の入門編といえるだろう。
「スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド」は、2016年9月下旬からシアター・イメージフォーラムで公開。
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