NOKKO「昔の曲を歌わせて頂いていることは実り」、母娘エピソードも披露
2016年7月6日 14:00

[映画.com ニュース] 「はじまりのうた」「ONCEダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督の最新作「シング・ストリート 未来へのうた」の公開直前イベントが7月5日東京・渋谷のシネクイントで開かれ、シンガー・ソングライターのNOKKOがトークイベントに出席した。
伝説のバンドと称されるレベッカの歌姫として1984年にデビューしたNOKKO。作品に出てくる夢を追う若者に自身の姿を重ね、「昔の曲を歌わせて頂いているとか覚えて頂いているとか、励みになっていると言ってくださること。そういうことの方がバンドが売れた成功よりも、もっと深い収穫として実りを頂いていると思います」と今の思いを吐露した。
1980年代ブリティッシュサウンドに乗せて描かれる本作。大不況にあえぐ85年のアイルランド・ダブリンで家庭崩壊の危機に陥る主人公が、一目ぼれした少女に「僕のバンドのPVに出ないか」と声をかけてしまい、慌ててバンドを結成する。次第に音楽への情熱が沸き上がり、ロンドンの音楽シーンを驚愕させるミュージック・ビデオを撮るべく、曲作りを開始する物語だ。
衣装も注目されていたバンド時代を振り返ったNOKKOは、「古着をあさってそれを自分で改造していました。そんな服を着てテレビに出る女の人は、当時はいなかったでしょうね」と裏話を明かした。
一女の母でもあり、「NHK みんなのうた」で放送されている落語家・林家木久扇の歌を、娘と一緒によく聞くという家庭でのエピソードも披露。さらに自身のライブに来た娘について「(幼い頃)歌って寝かしつけていたので、どうしてもコンサートの途中で寝ちゃうんです。去年(のライブ)も寝てましたね。『3曲目までしか聞けなかった』って言ってました」と笑顔で語った。
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