川村元気の小説第2作「億男」が中国で映画化!アジア最高峰のスタッフ結集
2016年6月30日 17:30

[映画.com ニュース]映画プロデューサー・川村元気氏の小説第2作「億男」が、中国で映画化されることがわかった。デビュー小説「世界から猫が消えたなら」が佐藤健&宮崎あおいの共演で実写化されているが、今作はアジア最高峰のスタッフ陣が結集し製作にあたるという。
「モテキ」「寄生獣」「バケモノの子」「バクマン。」など、数多くのヒット作をプロデュースした川村氏が「BRUTUS」で連載した「億男」。単行本は書店員が選ぶ「本屋大賞2014」にノミネートされ、累計発行部数は17万部を突破した。中国語にも翻訳されており、宝くじで3億円を当てた図書館司書の主人公・一男が「お金と幸せの答え」を追い求める姿が、好景気に沸きながらも茫漠たる不安を抱く中国の若者たちの心をとらえ、話題を呼んだ。
今作のプロデューサーを務めるのは、2014年の第64回ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞した「薄氷の殺人」や、15年の第68回カンヌ国際映画祭の監督賞に輝いた「黒衣の刺客」を手がけたワン・ジャン氏。物語を「一夜にして大富豪となり、また一夜で大金を失う極端な物語の形式で、お金は人生を変えるかという永遠の命題を凝縮させている」と称賛する。映像化の意図を「物語と登場人物を通じて、観客が『お金』というものを多面的にとらえ、『お金』が簡単には『幸せ』とは結びつかないが、同時に人生を狂わせるほど悪いものでもない。お金と上手くつき合い、欲望を人生のエネルギーに変えることが大切だと気づくことができればと考えたからだ」と明かしている。
さらにワン氏は、来年のクランクインに向け「製作チーム全員が原作を読んだ。大変面白く、全員で映画にしたいと意見が一致した。中国語の映画も原作に負けないくらい面白いものになると確信している」と自信をのぞかせている。映画「億男」は、17年10月に公開予定。
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