原宿発5人組アイドルユニット初主演映画「神宿スワン」クランクイン
2016年6月29日 05:00

[映画.com ニュース] 原宿発の5人組アイドルユニット「神宿」(かみやど)が映画初主演する、PFFアワード2015でエンタテインメント賞ほか4部門を受賞した中山剛平監督の初長編映画「神宿スワン」が現在制作中で、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で制作・劇場公開支援を募っている(http://eiga.com/official/motion-gallery/)。目標金額は300万円。
「神宿」は14年に結成。15年に初のフルアルバムをリリースし、今年に入ってから東名阪ツアーを成功させ、今夏にはTOKYO IDOL FESTIVAL 2016への出演が決定、9月には恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンを控えている。6月28日にはタワーレコードとのコラボレーベル「神塔」から、初の全国流通CDとなる両A面シングル「原宿戦隊!神宿レンジャー/限界突破フィロソフィ」を発売した。なお、グループ名は「神宮前」と「原宿」を合わせたものだ。
中山監督は、「間もなくクランクインする『神宿スワン』。アニメを冠木佐和子、助監督を藤村明世、撮影を枝優花が務めてくれることになり、衣装部、造形部、その他スタッフも優秀で魅力的なメンバーに支えられております。そして、(神宿のメンバー)一ノ瀬みか、羽島めい、羽島みき、関口なほ、小山ひな、5人の今を投影できること心から楽しみにしています」と話している。
脚本は、15年に監督した「孤高の遠吠」がカナザワ映画祭でプレミア上映され、翌16年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門でグランプリを受賞した小林勇貴。7月上旬にクランクイン、9月に劇場公開を予定している。
なお今作は、8月下旬に新宿のK's cinemaで開催される映画祭「MOOSIC LAB 2016」のコンペティション作品として上映されることが決定している。同映画祭は、2012年頃から始まった新進気鋭の映画監督とアーティストのコラボレーションによる映画制作企画を具現化する“音楽×映画プロジェクト”。「溺れるナイフ」の今秋公開を控えている山戸結希監督「おとぎ話みたい」、DVD化もされた加藤綾佳監督「おんなのこきらい」、昨年史上初の6冠を達成した酒井麻衣監督「いいにおいのする映画」など、これまで同映画祭からは数々の話題作が生み出されている。
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