VFX技術はここまで来た!特別映像が明かす「ウォークラフト」でILM社が見せた本気
2016年6月22日 12:00

[映画.com ニュース] 「月に囚われた男」や「ミッション:8ミニッツ」のダンカン・ジョーンズ監督が、最多登録者数のギネス記録を持つ人気オンラインゲームを映画化した「ウォークラフト」の映像表現に迫った特別映像が公開された。
長く平和を築いていた剣と魔法の世界“アゼロス”に、オークたちの軍勢が侵入してくる。両者はいがみ合い全面戦争の危機にひんするなか、アゼロスの騎士ローサー(トラビス・フィメル)とオークの戦士デュロタン(トビー・ケベル)は、両種族が共存する道を模索する。世界累計興行収入3億7800万ドルのヒットを記録しているほか、中国では外国映画史上最速で興収10億元(約160億円)を突破した。
本作の特殊効果は、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15)などのILM社が担当している。映像では、ダンカン監督が「最重要課題」というオーク族のビジュアルをどのように作り上げていったかが明かされる。ILMのVFXチームは、微妙な表情の表現に限界がある特殊メイクではなく、顔のフェイシャル・キャプチャーを進化させた新たな方法に挑戦。デュロタンを演じたケベルの表情から徹底的にデータを集め、まばたきや口角の動き、目の揺らぎといった微細な動きをキャラクターに埋め込んでいった。
さらに、“ヘアクラフト”という毛専門の技術を採用し、オーク族の毛髪の細部にわたるまで検討を重ね、実写と見まがうような完成度に仕上げた。ダンカン監督は「魂を込めて撮ったよ。“CG界の神”ILM社が協力した。ILM社には素晴らしい歴史がある。彼らはまさに映画の最先端だよ」と手放しで称賛。「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(12)で第85回アカデミー賞視覚効果賞を受賞し、本作のVFX監修を務めたビル・ウェステンホファーも「ILM社は1番さ」と語っている。
「ウォークラフト」は、7月1日から全国公開。
(C)2016 legendary and universal studios
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)