Netflix「火花」世界配信開始! 原作者・又吉も感無量「僕の人生のご褒美」
2016年6月3日 13:00
[映画.com ニュース] お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の芥川賞受賞作をドラマ化したNetflixの「火花」の完成披露試写会が6月2日、都内で行われ、原作者の又吉をはじめ、主演の林遣都と波岡一喜、門脇麦、「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」の村田秀亮、廣木隆一総監督、白石和彌監督、沖田修一監督らが出席した。
この日、36歳の誕生日を迎えた又吉は「たまたま僕が文字にした作品を、こうして才能ある人たちに映像化してもらえるのは僕の人生のご褒美」と感激しきり。「原作者としてこういう言い方は変ですが、この作品に関われてとても感動しています。皆さんにお礼を言いたいです」と感謝を示し、翌日に控えた全世界190の国と地域での同時配信に「皆さんの反応が純粋に楽しみ。ワクワクしています」と胸を躍らせた。
売れないお笑いコンビ「スパークス」の徳永(林)が、独自のお笑い論をもつカリスマ的な先輩芸人・神谷(波岡)と出会い、笑いの道を究める姿を描く青春群像劇。林は「デビューしてからの10年すべてをぶつけました。残せたことを誇りに思うし、自慢できる作品。今日は人生で1番うれしい日です」と感無量の面持ちで、「僕も又吉さんに感謝しています」と力強く語った。
波岡は「俳優人生のすべてを出し切った。ドキドキもありますが、やっと世界配信されるワクワクの気持ちが上回っている」と期待感。総監督を務めた廣木監督は「何もやっていないから(笑)、そう(総監督と)言われるとムズムズする」と照れながらも、「満足しています」。演出陣も「今後、監督を続けていく上での大きな指針になった」(白石監督)、「1つの大きなお祭りに参加させてもらった」(沖田監督)と手ごたえを示した。
また、挿入歌「二人で feat.西内まりや&YU-A」をSPICY CHOCOLATEと西内、YU-Aが披露。なお、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュン、久万真路監督、毛利安孝監督も登壇した。「火花」は、Netflixで全10話を一挙配信中。