マイケル・ケイン、エマ・トンプソンが若手役者に苦言
2016年5月26日 17:00

[映画.com ニュース] 英チャールズ皇太子とカミラ夫人が、英国アカデミー賞受賞者を招いたレセプションを開催し、マイケル・ケイン、エマ・トンプソン、ジュディ・デンチ、マギー・スミス、コリン・ファース、マーク・ライランス、ジェレミー・アイアンズ、ベン・キングズレー、ジム・ブロードベントといった英映画界のベテランスターや、フィルムメイカーが出席した。
そこで、英テレグラフ紙のインタビューに応じたケインは、昨今の若手俳優・女優について「彼らはただリッチになりたい、有名になりたいからといって役者を目指すんだ。それでテレビに端役で出演し、顔を売る。でも彼らは演技なんて出来ないんだよ」と辛口のコメント。「私は自分がリッチになるとも、有名になるとも思わなかった。ただ優れた役者になりたかっただけだ」と語った。
また、トンプソンもスタジオが「映画をヒットさせるために、フォロワー数が多い若手役者をキャスティングしている」と非難。「役者がソーシャルメディアのプロフィールといったビジネス的な側面で起用されるようになっている。私はこんな事態は最悪だと思う」と指摘した。
ケインは、1984年に「リタと大学教授」で英国アカデミー賞主演男優賞を、2000年に同賞フェローシップ賞を受賞。トンプソンは93年に「ハワーズ・エンド」で、96年「いつか晴れた日に」で同賞主演女優賞を受賞した。さらに、ケインもトンプソンも米アカデミー賞を2度受賞している。
ケインは、パオロ・ソレンティーノ監督と組んだ主演作「グランドフィナーレ」が現在日本公開されている。トンプソンは、ジョン・ウェルズ監督「二ツ星の料理人」(ブラッドリー・クーパー主演)が6月11日から日本公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス