東山紀之、松たか子と初共演!蜷川幸雄さんの言葉を胸に藤沢周平役に挑む
2016年5月17日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の東山紀之と女優の松たか子が、TBSで今夏放送されるドラマ特別企画「ふつうが一番 作家・藤沢周平 父の一言」で初共演することが決定した。「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子がプロデュースする本作で、東山は直木賞作家の藤沢周平役を、松が妻・小菅和子を演じる。
藤沢氏の娘でエッセイストの遠藤展子氏の「藤沢周平 父の周辺」「父・藤沢周平との暮らし」をもとに、藤沢氏と家族とのふれあいを描く。小説家になることを夢見て本名の小菅留治で「食品加工新聞」の記者として働いていた昭和38年頃から、妻との離別、1人娘の展子と母・たきゑとの慎ましい暮らし、和子との再婚を経て、直木賞を受賞する昭和48年までの日々を、娘・展子の目線でとらえる。
主演を務める東山は、「藤沢先生も和子さんという素晴らしい奥様に恵まれて、直木賞を受賞されてから作家活動がますます隆盛になられたという物語だと思います。今回は僕も同じように松たか子さんのお力をたくさんいただいて、いい作品にするよう務めます」と意気込む。そして、5月12日に死去した演出家・蜷川幸雄さんから「ヒガシ、おまえ情緒がないんだよ、情緒が……」と言われたことをきっかけに、「どんな作品に向き合うときも『情緒とは?』ということを考えて演じるようにしています」と明かし、「藤沢周平先生の役もきっと喜んでくださっていると思いますし、天国でダメ出ししながら見て下さると思いますので、これからは今まで以上に全てに真摯に向き合い、気を引き締めて邁進していきたいと思います」と決意を語った。
一方の松は、「結婚を申し込まれる長いシーンのリハーサルの時、東山さんと向かい合ったら、ずっとセリフがでてきた瞬間があって、とても不思議な気がしました。ご一緒している時の空気が滑らかな感じがして、もちろん緊張はしているのですが、とても安心感がありました」と述懐。東山と松の共演を熱望し実現まで3年待ち続けたと明かす石井プロデューサーは、和子との結婚を猛反対された藤沢氏が100通ものラブレターを義父に見せ懇願するエピソードなどが盛り込まれると明かし、「遠慮なく話す夫婦、遠慮なくけんかもする、そんな家族のドラマを皆さんにご覧いただきたいと思います」とアピールした。
共演には、母・たきゑ役の草笛光子をはじめ、角野卓造、佐藤B作、前田吟らベテラン俳優がそろう。藤沢氏原作の映画「蝉しぐれ」で監督・脚本を務めた黒土三男が脚本を執筆し、「渡る世間は鬼ばかり」などヒットドラマで演出を手がけてきた清弘誠がメガホンをとる。
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