伝説の自転車レーサーがドーピングに手を染める 映画「疑惑のチャンピオン」予告完成
2016年5月13日 17:00
[映画.com ニュース] 元自転車ロードレース選手ランス・アームストロング氏を題材にした伝記映画「疑惑のチャンピオン」のメインビジュアルと予告編が、このほど完成した。がんを克服したアームストロング(ベン・フォスター)がレース界で快進撃を続ける一方で、組織ぐるみのドーピングに手を染めていく一部始終を、緊張感たっぷりに映し出している。
「スポーツライター・オブ・ザ・イヤー」に4度輝いた、英サンデー・タイムズ紙の記者デイヴィッド・ウォルシュ氏によるノンフィクションを、「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」で知られるスティーブン・フリアーズ監督が実写映画化。「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」「ザ・ブリザード」のフォスターが主演し、ダスティン・ホフマン、クリス・オダウドらが共演している。
映画は、25歳で生死をさまよう重度のがんに侵されながらも、奇跡のカムバックを果たしたアームストロングの半生を描く。世界最高峰「ツール・ド・フランス」で7連覇の偉業を成し遂げただけでなく、がん患者の支援活動にも励むその姿は、ファンやマスコミからの尊敬を集めた。しかしひとりのジャーナリストが、アームストロングの薬物使用疑惑を厳しく追及。やがて、スポーツ界を揺るがす事実が明るみになる。
さらにビジュアルでは、7枚のユニフォームを背負うアームストロングを切り取った。前面に添えられた「カリスマ」「ヒーロー」「レジェンド」「ペテン師」の文字が、勝利への飽くなき欲望をたぎらせた男の栄光と転落を予期させる。「疑惑のチャンピオン」は、7月2日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開。
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