スティーブン・フリアーズ監督によるランス・アームストロング映画が始動

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［映画.com ニュース］　薬物使用を告白した元自転車ロードレース選手ランス・アームストロング氏の伝記映画が、スティーブン・フリアーズ監督のメガホンで始動することが分かった。「メカニック（2011）」「ハード・ラッシュ」のベン・フォスターが、アームストロング氏に扮する。

ハリウッドでもアームストロング氏の伝記映画として、J・J・エイブラムス製作のタイトル未定の作品と、ブラッドリー・クーパーが製作する「Red Blooded American（原題）」の2本が企画されているが、キャスティングは進んでいない様子。一歩リードする形となったタイトル未定の本作は、仏スタジオ・カナルと英ワーキング・タイトルの製作で、10月18日にクランクインする。

アームストロング氏の取材を重ねてきた、英サンデー・タイムズ紙のスポーツ記者デビッド・ウォルシュ氏が、昨年12月に出版した「Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lance Armstrong」を下敷きに、「トレインスポッティング」のジョン・ホッジが脚本を執筆。プロデビュー後、がんを克服してツール・ド・フランスで前人未踏の7年連続優勝した“鉄人”の現役時代を、ウォルシュ氏の目線で描くようだ。

その他のキャストには、ウォルシュ役にクリス・オダウドが決定しており、ギョーム・カネとジェシー・プレモンスが重要なキャラクターに扮するという。「ラッシュ プライドと友情」のティム・ビーバン＆エリック・フェルナー、フリアーズ監督作「あなたを抱きしめる日まで」のトレイシー・シーウォード、「ユナイテッド93」のケイト・ソロモンが製作を担当。ライザ・チェイシンとアメリア・グレンジャーが製作総指揮を務める。

フリアーズ監督の最新作「あなたを抱きしめる日まで」は、2014年3月に公開される。