綾野剛が“ワル”に染まっていく!?「日本で一番悪い奴ら」劇中カット披露
2016年5月12日 18:00
[映画.com ニュース]綾野剛が主演した白石和彌監督最新作「日本で一番悪い奴ら」の劇中カット6点が、このほどお披露目となった。今作で綾野は、「日本警察史上最大の不祥事」を起こした悪徳警察官・諸星要一の半生を演じている。画像では、諸星が裏社会に踏み込んでいくにつれ、次第に服装から顔つきまで“ワル”に染まっていく様子を見ることができる。
メジャーデビュー作「凶悪」で脚光を浴びた白石監督が、2002年に北海道警察で発覚した“稲葉事件”を題材に映画化。正義の信念を持ちながらも、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸など、悪事に手を染めていく諸星の姿を描いたエンタテインメント作だ。
白石監督の手腕と脚本にほれ込んだ綾野は、主演のオファーを即快諾。体重を10キロ増減させたほか、激しい柔道練習に取り組むなど体を張った役作りに挑んだ。ピエール瀧が諸星を裏社会に誘う敏腕刑事・村井定夫役、中村獅童が極秘情報をもたらす暴力団幹部・黒岩勝典役、YOUNG DAISが諸星を慕う協力者・山辺太郎役、植野行雄が盗難車を売買するパキスタン人アクラム・ラシード役に扮している。
劇中カットは、警察に入ったばかりの諸星が真新しい制服に身を包んでいる初々しいシーンや、不敵な笑みを浮かべる村井に「一流の刑事になるための鉄則」を吹き込まれているひと幕を切り取っている。さらに、「S(スパイ)」と呼ばれる協力者である黒岩らとともに拳銃を構える出で立ちは、悪党そのもの。アウトローな警官役で新境地を拓いた綾野が、いかに変貌を遂げていくのかを見比べるのも一興だ。
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